民主党岡田克也幹事長は2011年8月26日午後の臨時会見で、同日午後に首相を退陣表明した菅直人氏について、「(大きな災害に)非常に頑張って対応された。菅さんらしいタフさで、物事を乗り越えていた」との評価を述べた。

 会見では、2009年衆院選マニフェスト及び2010年参院選マニフェストに掲げた政策についての中間検証を報告。約180項目あるマニフェストのうち、実施あるいは一部実施したものは約56%とし、高校授業料無償化や行政刷新会議による事業仕分けなどを例として挙げた。着手済みで実施前の段階にあるものを含めると約79%になる。一方で、任期途中で評価することが困難で未評価のものが約15%、全く未着手のものは約6%とした。

 質疑応答で記者から「菅直人首相が退陣表明をしたことについてどのように受け止めているか」と問われると、

「総理は本当にこの間よくやったと思う。日本の歴史に残るような大きな災害が起きた中で、それへの対応は並大抵のことじゃなかったと思う。もちろん色んな具体的な事をとれば色んな意見がある。全体としてみたときに非常に頑張って対応された。やっぱり菅さんらしいタフさで、物事を乗り越えていた」

と述べた。また、29日に行われる民主党代表選について誰を支援しているかについて問われると

「支援する人は決まっている。ただ、幹事長として会見をしているのでその場で言うのは適切ではないと思う」

とし、具体的に支援している人物について明言を避けた。

松本圭司

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岡田克也幹事長