タモリ(写真提供:JP News)

26日放送の『ブラタモリ』(NHK)では、香川県高松市を訪れたタモリ一行。番組内では、ロケ中にタモリが小学生以来となる名園を訪れ、「一杯やりたいね」と呟くほどに気に入る様子を見せた。


■国の特別名勝に指定される公園

海水を取り入れている”海城”の高松城は町をどう発展させたのか…という謎に迫ることとなった今回。

ロケでは、その高松城から2kmほど離れた「栗林公園」という場所に訪れたタモリ一行。なお、この公園は国の特別名勝にも指定されており、高松城の歴代城主が100年あまりの歳月をかけて完成させた大名庭園である。


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■幼い頃に父と…

この公園に足を踏み入れた際には、アシスタントの浅野里香アナウンサーとともに「キレイな公園ですね」と言い、栗林公園の風景に見とれたタモリ

そんなタモリは、全く覚えていないが小学1~2年生の頃この公園へ来たことがあると明かす。なお、当時は父親と一緒に県内の神社「金刀比羅宮」へ行った時、ついでにこの公園に寄ったとのことだ。

なお、かつてタモリが訪れたこの栗林公園には、昔は大雨が降ると氾濫して水害を起こし、町の発展の妨げになっていた香東川が流れている。この川は江戸時代初めに当時の高松城主が「川を一本化する」というプロジェクトを実施した時の痕跡だそうだ。

■タモリも知らない仕掛けが明らかに

また、1,000年に一度の大雨が降った際に香東川が氾濫する範囲を示した浸水想定区域図を見ていくと、公園内にある小高い築山も水の流れを止めて町を守る役割を果たしていることが判明する。

すると、この公園が江戸時代から現代まで水害から町を守っていることが分かると、タモリは「すごいね! この設計、思想…公園としても一流!」と称賛。

殺風景な堤防ではなく名園にしたことや、隠れて防災につながる仕掛けをしていた事実について「知らなかったね、これは」と驚き、その上で「すばらしいですね」と感激した。


■視聴者も「すばらしい」

その後、タモリは「それにしてもいい公園だな」と口にすると、しみじみとした様子で庭園を眺める。続けて「番組やめて一杯やりたいね」と話したタモリに、浅野アナも笑いながら頷いた。

一方、栗林公園に隠された仕掛けは、視聴者の間でも「栗林公園の減災防災の仕組み、すばらしい」「築山が市街地の防災のためだとは知らなかった」と大きな話題になっている。

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(文/Sirabee 編集部・綿 つゆ子

タモリ、『ブラタモリ』で小学生ぶりに訪れた名園を気に入る 「一杯やりたいね」