2021年に宝塚歌劇団を退団した元・花組トップ娘役の華優希が、3月7日(月)放送の浜辺美波主演ドラマ「ドクターホワイト」(毎週月曜夜10:00-10:54、フジテレビ系)第8話にゲスト出演。華は退団後初のテレビドラマ出演となり、産婦人科医の東堂絵馬(とうどう・えま)を演じる。

【写真を見る】白夜(浜辺美波)らCDTメンバーと病名を話し合う絵馬(華優希)

同作は、医師でもないのに豊富な医療知識がある正体不明の女性・雪村白夜(浜辺)が「それ、誤診です!」と、診断された病名を覆して患者の命を救っていく診断医療ミステリー。

■妊婦の子宮内から胎児が消えた!?

華が演じる産婦人科医・絵馬は、担当している妊婦の子宮内にいたはずの胎児が、突然消えたとCDTに相談を持ち掛ける。考えられるのは自然流産や子宮外妊娠だったが、不可解なのは、いまだ妊娠のサインが残っていること。その状況に、CDTメンバーは妊娠ではなくがんの可能性を疑うが、検査の結果、思わぬ事態が発覚する――。

■2019年から花組トップ娘役として活躍

華は、2014年、宝塚歌劇団に100期生として入団。かわいらしい容姿で早くから注目を集め、2017年「邪馬台国の風」で新人公演初ヒロインに。2018年の「ポーの一族」で、トップスター・明日海りお演じる主人公の妹役に抜てきされ、2019年4月より花組トップ娘役として活躍した。

そして、2021年7月に宝塚を退団後、今回初めてテレビドラマに出演する。舞台中心の活動だったため、映画やバラエティーなども含め、映像作品に出演するのはほぼ初めてという華。もちろん初めての医療ドラマで、初めての医師役に挑戦する。2022年、女優として本格スタートし活躍の場を広げていく華からコメントが到着した。

■華優希コメント

――昨年7月に宝塚歌劇団を退団後、初めてのテレビドラマ出演となりますが、出演が決まったときの心境は?

すごくうれしかったです! ドクターホワイトは、放送前から視聴者としてとても楽しみにしていた作品だったので、その世界の中で自分がお芝居できるのが信じられなくて、現場に行くまでは実感が湧かなかったです。

――テレビドラマの撮影と舞台での違いはありましたか?

本当に分からない事だらけで、映像の現場でしか使わない用語を教えていただくところから始まり、お芝居の根本は変わらないのかもしれないけれど、長期間かけて作っていく舞台とは違い、ドラマでは瞬発性が求められ、役者さん自身が持ってるものをそのまま絡めていく…それぞれの良さがあるんだな、と感じました。自分には瞬発性がまだまだ足りないので、投げていただいたお芝居に対して、もっと敏感に反応していく力をつけたいです。

――産婦人科医・東堂絵馬を演じられていかがでしたか?

自分で調べてみて、産婦人科医って、生まれてくる命を取り上げるという“人が人を産む”という人生で特別な瞬間に立ち会うとてもすてきな仕事だなと感じたので、それを大切にして演じたいと意識しました。城宝(秀則)監督からは「絵馬は研修医ではないが、若い一生懸命な医師として演じてほしい」と言われていたので、母と子、二人の命と心に寄り添い、患者さんと長い期間をかけて向かい合ってきたという部分が見えたらいいなと思って演じました。

――撮影現場でのエピソードがあればお教えください。

今回ご一緒させていただくまではテレビの中で見る遠い存在の方々でしたが、すごく優しく、温かい皆さんで感激しました。主演の浜辺さんは一番大変なのに、スタッフさんや私に対しても常に笑顔で対応しているのが印象的でした。そんな浜辺さんのお人柄で、現場の空気が和やかになっているんだろうな、と思いながら現場にいさせていただきました。CDTメンバーの皆さんも本当にお優しく、合間にお声を掛けていただいたり、本番が近づくと自然に芝居の空気に変わっていて、お芝居に入る瞬間まで全てが自然体で、いろいろな面から学ばせていただきました。

――視聴者へのメッセージをお願いします。

映像作品が初めてなので、自分自身でもどんな風になっているか分からないのですが、たくさん勉強させていただいた現場でした。舞台芝居しかしてこなかった自分が、どうやってこのドクターホワイトの世界、CDTメンバーの中で存在しているのか、一緒に見届けていただけたらなと思います。

華優希が産婦人科医役で「ドクターホワイト」にゲスト出演/(C)カンテレ