ロシアによるウクライナ侵攻をうけて、東京弁護士会は2月28日、会長談話を発表した。ロシアに対して、武力侵攻と人権侵害行為を直ちに止めることを求めている。

●「日本の弁護士は、ロシアの人権侵害行為を断じて許せない」

談話は会長の矢吹公敏弁護士によって、日本語と英語で出された。

ロシアプーチン大統領を非難する国際法曹協会の声明を引き合いに、「戦争は、市民の生命・身体の安全を脅かす究極の人権侵害行為です。戦争によって侵されるのは領土だけでなく、そこで暮らす市民の平穏な生活です」と指摘した。

そのうえで、ロシアによる武力侵攻を強く非難している。

「恒久平和主義の理念を掲げる憲法の下、基本的人権の擁護を使命とする私たち日本の弁護士は、国際法に違反し、法の支配を蹂躙する今回のロシアの人権侵害行為を、いかなる理由があろうとも断じて許すことはできません」

●談話全文(英語版も)

【法の支配を蹂躙するロシアウクライナ侵攻を非難する会長談話】
https://www.toben.or.jp/message/seimei/post-643.html

【President's Statement to Condemn Russia's Invasion of Ukraine, Which Tramples upon the Rule of Law】(英語版
https://www.toben.or.jp/english/information/statements/statement_220228.html

ロシアの武力侵攻は「法の支配を蹂躙する人権侵害行為」 東京弁護士会長が非難