第7話が24日深夜に放送された主演・鈴木伸之、共演・犬飼貴丈によるドラマ『ケイ×ヤク-あぶない相棒-』(読売テレビ日本テレビ系、毎週木曜よる11時59分から放送)。第7話では、一狼(鈴木伸之)と獅郎(犬飼貴丈)のやり取りに「ニヤニヤとドキドキが止まらない」と歓喜のコメントが寄せられる中、林(三浦誠己)や山田(平田満)らが見せたさすがの演技に「怖い」「ホラーな雰囲気最高」の声も。他にも「愛しているよ ハニー」という獅郎の台詞や、一狼と獅郎のハグもあったことで、「感情が忙しい」「映画観たような満足感」「この後寝られる気がしない」など、“神回”との声が多く聞かれた。


物語は、堅物な公安捜査官・一狼(鈴木伸之)とミステリアスなヤクザの若頭・獅郎(犬飼貴丈)がバディを結成し、闇に葬られた事件を追う“あぶないサスペンス”。(以下、第7話ネタバレあり)。



いよいよ事件の黒幕に近づいてきた。獅郎の兄貴分のヤクザ・中村(松本利夫)によると、野々村(眞島秀和)を爆破事件の犯人に仕立て上げたのは、当時の峰上組若頭・山田(平田満)だった。危険を冒しながら山田を追う一狼と獅郎だったが、大須総理(板尾創路)の依頼により、謎の男・林(三浦誠己)からも命を狙われる。


真相が見え始め、より重厚さを増す第7話。獅郎に詰め寄られる中村(松本利夫)の怯えたような表情は、以前の中村とは全く違う。松本利夫の表情から、獅郎の凄みがより引き立ち、緊張感あふれるシーンとなった。「いいか?お前は今日から俺の兄貴じゃない、俺の犬だ。」と言い放ったり、「知らない方が身のためですよ。」と敬語だが有無を言わせない迫力からは、若頭に上り詰めるまでの3年間がうかがい知れる。


それを美しく魅せてくれた犬飼貴丈の演技は圧巻だった。タバコを扱う仕草や中村への目線、さらにサロンの薄暗さや色合いまでもが、その色気を引き立てていた。


林(三浦誠己)も、画面に映るだけで緊張が走るような存在だった。淡々としているように見えるが、一狼と獅郎を始末するために千夏(萩原みのり)をも巻き込もうとする。そして物語にさらなる深みをもたらしたのは、爆破事件の黒幕とも思われる当時の峰上組若頭・山田を演じる平田満だ。静かだが、威圧感のある貫禄の演技に「息ができなかった」「平田満さんの狂気は震える」と視聴者からも絶賛の声が上がった。



彼らの登場で、一狼と獅郎がいかに大きな組織を相手にしているのかということを見せつけられた。
しかし山田と理髪店で対峙した獅郎は、「俺は引きませんよ。」と喉を切られそうになっても怯まない。並々ならぬ覚悟を持って挑んでいるのだ。


探しに来た一狼と共に理髪店を出た後も、獅郎の表情は崩れない。
しかし、一狼の「もう 二度と あんな危険な真似はするな。」という強く、そして優しさと愛情に溢れたこの言葉を聞くと、獅郎の表情は一変する。緊張の糸が切れ、安堵や恐怖などたくさんの感情が入り交じり、目には涙を浮かべていた。

「来てくれて ありがとう。」

そういって一狼に抱きつく獅郎には「胸がいっぱいになった」「ギャップの破壊力がほんと物凄かった」「助けに来てくれて嬉しかったよね」と放送後もコメントが相次いだ。以前の獅郎は、「捨てられた命」だと死をも恐れず、目的のために突き進んでいた。しかし一狼と過ごすうちに、「一日でも早く みんなが 心から 笑える日が来てほしい。」と願うようになり、一狼のことも自分のことも大切にしようとしている。獅郎を抱きしめ返す一狼からも、強まる2人の絆が感じられた。

【画像】次回第8話カットを見る(全9枚)



一狼(鈴木伸之)と獅郎(犬飼貴丈)の関係はどんどん深いものになっていく。そのことは、千夏(萩原みのり)も気づいていた。

【画像】一狼、獅郎、千夏の3人を見る


獅郎が山田(平田満)と会っている間、2人きりでいた一狼と千夏は、お似合いのカップルのようにも見える。さっぱりして、あまり多くを語らない千夏。今回は、2人でいられる時間を、ひとつひとつ大事に過ごしているように見えた。一狼もまた、千夏を守るために一緒にいるのだが、獅郎のことも心配で頭から離れない。

“同じ夢を見るふたりなんて 運命的”

そう言った千夏は、幼い頃に「一狼と同じ夢を見た」と嘘をついていたと明かす。

「一狼が 心を開いてくれるような 気がしたの」

そう言って、少し寂しそうな顔をする千夏は、今まではほんわかしていてドラマの中でも癒しの存在だった。しかし今回はいつもと少し違い、一狼と話しながら自分の気持ちを整理しようとしていた。獅郎と出会ってから、少しずつ変わっていく一狼を見て、自分ではなく獅郎が側にいるほうがいいと悟ったのだ。側にいることができなくて辛いけれど、一狼のために何かしたい。


「どうすれば 一狼 元気になる?」

そう言って、自分の気持ちを気づかれないようにしながらも、2人の関係を見守ろうとする千夏には「いい子すぎるし切ない」「胸締め付けられる」とコメントが寄せられた。

萩原みのりは、千夏の葛藤を、可愛らしさはそのままにじっくり魅せてくれた。幼い頃からの千夏の気持ちを思うと、思いつめたような表情や明るく振る舞う様子は切なかった。千夏の気持ちに気づけない一狼の“真面目さ”を上手く表現する鈴木伸之もさすがで、一狼と千夏の長年続いていたもどかしい関係が垣間見えるようだった。


獅郎が帰ってきてからは、いつもの千夏に戻っており、昨日見たという獅郎の夢の話を楽しそうに聞いていた。一狼のために早起きして朝ごはんをつくる、という夢だ。


それは一狼が昨日見た夢と同じで、視聴者は「同じ夢を見た運命の二人!」「視聴者にしか分からない事実」「ちかちゃんの言葉の回収、最後にきたね」と盛り上がった。


一狼と獅郎の関係がより深まった第7話では、2人の和やかなシーンも本編に散りばめられ、事件を追う物語との対比にも目が離せなかった。「愛しているよ ハニー」と言って微笑む獅郎と、真面目さを崩さない一狼のやり取りはSNSでも「破壊力ありすぎ」「もうドキドキした」と話題に。


また、一狼と獅郎が水をかけあってじゃれあうシーンと、中村が拘束される緊迫したシーンが交互に映し出されると「音楽がずっと怖い」「高低差が…」と視聴者を釘付けにした。


おまけ」は、最後の1本になってしまったタバコを巡る対決で、お互いのほっぺを握り合う2人に「癒されました」「一生あいこしてる2人可愛いすぎる」などコメントの嵐だった。


ドラマ公式TwitterではNG集も公開されており、鈴木伸之と犬飼貴丈がジャンケンに苦戦しつつも、楽しく撮影している様子が何度でも楽しめる。


いよいよ総理と対峙する第8話は、3月3日(木)よる11:59から放送。放送後にはHuluにて拡大版「おまけ」が配信開始となる。一狼(鈴木伸之)と獅郎(犬飼貴丈)の同居生活の様子をさらにじっくり楽しもう。


【画像】次回第8話カットを見る(全9枚)



【第8話 あらすじ】

一狼(鈴木伸之)、獅郎(犬飼貴丈)、莉音(栗山千明)は、大須(板尾創路)と山田(平田満)が諜報員“J”と繋がっていると確信する。しかしその証拠を掴み20年前の東京テトラビル爆破事件への彼らの関与を明らかにするには、関係者の証言を得る必要があった。そんな中、事件の手掛かりだった中村(松本利夫)が姿を消したという知らせが届く。そうなると、大須か匡(吉村界人)に話を聞くしかない。


一狼は、入院中の匡に接触することを提案。命の危険に怯える匡が明日にも転院して居場所を変えようとしているという情報を得た一狼は、すぐ動き出そうと話す。その時、獅郎のもとに大須から「今夜会いたい」と連絡が来る。大須の狙いが分からずに戸惑う一狼、獅郎、莉音。獅郎は、大須に会う決意をする。大須は獅郎を殺しにくる可能性が高い。一狼は「危険すぎる」と止めるが、獅郎の意志は固かった。その晩、獅郎のサロンに大須が訪れる。


獅郎のフォローのため莉音が地下駐車場で待機し、2人の会話を聴いていた。大須は、「私に近づいた目的は何だ」と問う。すると獅郎は拳銃を取り出し、「どうせ、俺のこと殺しに来たんでしょ?」と大須の手に握らせ、銃口を自分の眉間に当てる。命がけで大須と対峙する獅郎。2人の緊張は高まり…!


その頃、一狼は匡に電話で接触していた。怯える匡に一狼は「俺が、お前を助ける」と告げ、その代わりに隠していることすべてを話せと取引を持ち掛ける。匡は逡巡するものの「協力はしない」と拒絶する。翌日、匡が転院のため病院を出ようとすると、そこに、一狼が現れ――!?


【画像】次回第8話カットを見る(全9枚)


▼これまでの『ケイ×ヤク』


【第6話】

『ケイ×ヤク』鈴木伸之の熱い演技が話題、犬飼貴丈と生み出す新しい“バディ”の形


【第5話】

『ケイ×ヤク』鈴木伸之の涙と犬飼貴丈の表情で強まる“一緒にいる理由”


【第4話】

『ケイ×ヤク』鈴木伸之と犬飼貴丈の絶妙な関係、対照的な2人が見せる“優しさ”


第3話

『ケイ×ヤク』甘くてセクシーな犬飼貴丈がハマり役、一狼&獅郎を「ずっと見ていたい」


【第2話】

『ケイ×ヤク』鈴木伸之&犬飼貴丈の表情から目が離せない、見えてきた2人の過去と覚悟


第1話

『ケイ×ヤク』犬飼貴丈が魅せる振り幅“色気と可愛さ”のギャップが「やばい」と話題


プラチナイト モクドラF『ケイ×ヤク-あぶない相棒-』

毎週木曜よる11時59分~

出演:鈴木伸之 犬飼貴丈 徳井義実 萩原みのり 松本利夫 吉村界人 / 栗山千明(特別出演)/ 板尾創路
原作:薫原好江『ケイ×ヤク-あぶない相棒-』(講談社「Palcy」連載中)

(C)読売テレビ

ドワンゴジェイピーnews