長野県塩尻市及び一般財団法人塩尻市振興公社は、経済産業省国土交通省と連携し、地域住民の自動運転サービスへの期待、対する政府・業界の取組を紹介し、自治体や関係事業者が協力して、「自分のまちで自動運転車を走らせる」を実現するために役立つ情報を発信する場として、社会受容性シンポジウムを開催します。

  • 自動運転タウンミーティングin塩尻概要
【日時】
令和4年3月12日(土)
13時30分~17時(受付開始13時)
【場所】
塩尻市文化会館レザンホール大ホール
塩尻市大門七番町4番8号)
【内容】
(1)開会挨拶
 福永 茂和氏(経済産業省製造産業局自動車課 ITS・自動走行推進室長)
(2)講演
 〇塩尻市の交通ビジョンと自動運転の取り組み紹介(塩尻市
 〇自動運転に対する消費者ニーズ分析 結果紹介(第一生命経済研究所 宮木 由貴子氏)
 〇自動運転プロジェクト「RoAD to the L4」概要紹介(産業技術総合研究所 横山 利夫氏)
(3)パネルディスカッション
 塩尻市における課題解決に向けた自動運転への期待
 モデレーター:清水 和夫氏(モータージャーナリスト)
(4)質疑応答
(5)閉会挨拶

 多田 善隆氏(国土交通省自動車局自動運転戦略室長)
【参加費】
無料
【申し込み方法】
下記のサイトからお申し込みください。
https://www.event-form.jp/event/28154/M5g5rLFs?g=entry
【主催】
経済産業省国土交通省塩尻市
【協力】
一般財団法人塩尻市振興公社、アイサンテクノロジー株式会社、株式会社ティアフォー、豊田通商株式会社、日本信号株式会社、三菱電機株式会社
【その他】
新型コロナウイルス感染拡大状況により、中止または内容を変更して開催する場合があります。その際は事前にご連絡いたします。
  • 自動運転実証に関する展示会を同時開催
会場内では、今年度自動運転実証において実験を行ったスマートポールや信号連携、これまでの自動運転実証に関する展示を行います。
また、会場前において、今年度本市の自動運転実証実験で使用したタクシー・バスタイプ車両のほか、AI活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」を展示します。
  • 塩尻市における自動運転実証実験の背景
塩尻市は、人口減少・少子高齢化が進む中、市街地だけではなく、農村地域の暮らしも維持し、「まちなかの便利な生活」と「農山村地域のゆとりのある生活」を両立する「コンパクト・プラス・ネットワーク」の都市構造を目指しています。今後の高齢化社会において、高齢者を中心とした交通弱者の生活を守るためには、将来にわたって持続可能な地域交通を構築することが必要不可欠であり、さらに、高齢運転者による事故防止の観点からも利用促進が重要と捉えています。
しかし、現状の大型バスによる定時定路線のコミュニティバス運行では、大型二種免許保有運転手の高齢化による担い手不足や、高齢者等利用者の移動ニーズ(便数、速達性等)との乖離による利便性の低下が課題となっています。

【これまでの主な実証実験】
(1)AI活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」(令和2年11月、令和3年10月~4年3月)
既存のコミュニティバスとは異なり、利用者が必要な時にアプリで呼べる新しい「乗合バス」で、システムが乗合い状況や道路状況に応じて車両に効率的なルートを案内します。これにより、公共交通の利便性向上と安定的・効率的で持続可能なモビリティサービス の構築が期待できます。
塩尻市では、令和4年4月から一部エリアにおいて「のるーと塩尻」の本格運行がスタートします。


(2)塩尻市内の一般公道におけるバス型自動運転車両を用いた走行実証実験(令和2年11月)
自動運転技術の向上に資するデータの取得と自動運転車両に対する地域の社会受容性の向上等を目的に、塩尻市内の一般公道において高精度3次元地図を用いたバス型自動運転車両の走行実証実験を行いました。
なお、自動運転車両の制御に用いる高精度3次元地図は、塩尻市及び一般財団法人塩尻市振興公社が実施する公設クラウドソーシング事業「KADO」によって、子育て中の女性等、地域住民の方が作成したものを使用しています。

(3)タクシー型乗用車を用いた「自動運転」公道モデル実証(令和3年1月)
自動運転技術の向上に資するデータの取得等を目的として、タクシー(乗用車)型の自動運転車両を用いた走行実証実験を実施しました。令和2年11月に実施したバス型自動運転の実験とは別のルートで走行するとともに、一部の経路では日本国内でも先進性のある自動運転LV2遠隔監視型の実証実験も行いました。



(4)県内で初めて、EVバス型自動運転車両の一般公道走行(令和3年11月)
長野県内で初となる「市街地の一般公道における高精度3次元地図を用いたEVバス型自動運転車両の走行実証」を通じて、令和2年度に引き続き、自動運転技術の向上に資するデータの取得と自動運転車両に対する社会受容性の向上を図るとともに、グリーンスローモビリティに関する受容性の検証を行うことを目的に実施しました。また、この実験では一般向けの試乗会も開催し、住民に実際に自動運転の体験していただきました。



【新たな実証実験に必要なアプリ開発費用を「ガバメントクラウドファンディング」で調達(3月21日(月)まで)】
今後塩尻市では、市内で行っているMaaS事業を松本市まで拡大した「広域医療連携MaaS実証事業」を行います。
本市から松本市への通院をターゲットに、オンデマンドバス・鉄道・バスを組み合わせた移動をサポートします。
  1. オンデマンドバス「のるーと塩尻」で塩尻駅
  2. 鉄道で村井駅・松本駅
  3. 松本市の「アルピコ交通バス」「タウンスニーカー」で総合病院(信州大学医学部附属病院、相澤病院、まつもと医療センター)へ向かいます。
塩尻市松本市は日常的なつながりが強く、特に医療分野では塩尻市内に総合病院がないため塩尻市から松本市への通院ニーズが高いと考えられます。そこで、塩尻市松本市の公共交通機関を連携し、病院までの足を確保できるか実験します。その際に使用するアプリの開発費用を、ふるさとチョイスガバメントクラウドファンディングで調達します。
目標金額 300万円
調達期間 3月21日(月)まで
■URL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/1497

ガバメントクラウドファンディング(GCF)とは
2013年9月に株式会社トラストバンクが提供したクラウドファンディング型でふるさと納税を募る仕組み。 自治体がプロジェクトオーナーとなり、 地域課題に対する具体的な解決策、 必要な寄付金と使い道、 寄付金を集める期間などを提示して広く資金を調達する。 寄付者は自らの意思で寄付金の使い道を選ぶことができる。 「2019年度グッドデザイン賞」を受賞。

配信元企業:長野県塩尻市塩尻市役所)

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