エバートンは2日、ロシアウクライナ侵攻を受けて、『USM Holdings』、『Megafon』、『Yota』のロシア系企業とのスポンサー契約を即時解消したことを発表した。

エバートンは今回の契約解消に際して以下のような声明を残している。

エバートンに関わるすべての人々は、ウクライナで起きている恐ろしい出来事に衝撃を受け、悲しみに暮れています」

「この悲劇的な状況を一刻も早く終わらせ、これ以上人命が失われないようにしなければなりません」

プレーヤーコーチングスタッフ、エバートンで働くすべての人が、ヴィタリー・ミコレンコとそのご家族を全面的にサポートしていますし、今後もそうしていくつもりです」

「クラブは、ロシアUSM、Megafon、Yotaの各社との商業的なスポンサー契約を即座に停止したことを確認致します」

2月24日ロシアによるウクライナへの軍事侵攻がスタート。市街地への攻撃など犠牲者が多く出ている。

世界各国からもロシアに対する制裁が行われ、多くの資産を持っている実業家たちの資金凍結も進んでいる。

そういった中、エバートンではサッカー界に大きな影響を与えている天然ガスの生産・供給をメインとしたロシア企業『ガスプロム』社のグループの重要人物である、ウズベキスタン出身の億万長者であるアリシェル・ウスマノフ氏と親密な関係にあった。

そのウスマノフ氏は、所有する『USM』がエバートンのトレーニンググラウンドをサポート。また、エバートンが新たに建設、2024-25シーズンから使用する予定の新スタジアムのネーミングライツも持っていた。

また、エバートンオーナーであるファルハド・モシリ氏は、同社の会長を務めている。

今回の契約解消に先んじてEU(欧州連合)はウスマノフ氏の資産を凍結しており、渡航禁止令も受けている同氏とエバートンの今後の関係性に注目が集まるところだ。

7日間無料トライアル実施中!『ブンデスリーガLIVEアプリ』
>詳しくはこちら

サムネイル画像