涙する小松菜奈

小松菜奈坂口健太郎山田裕貴、奈緒、藤井道人監督が5日、都内で行われた映画『余命10年』公開記念舞台挨拶に登壇した。38歳の若さで他界した原作者・小坂流加さんの遺族が手紙を寄せた。余命10年を生き抜いた茉莉を演じた小松菜奈は代読の間も涙止まらず。茉莉に恋をし大きな変化を与える和人を演じた坂口も言葉を詰まらせた。

 【動画】涙を流す小松菜奈、奈緒。坂口健太郎も言葉詰まらせる:『余命10年』公開記念舞台挨拶

原作者である小坂さんの遺族が手紙を寄せた。約1年間、『余命10年』と共に駆け抜けた小松は涙をこらえきれずに「この映画がより良いモノになるようにと願ってきたので、こうやって沢山の方に届いているのが心から嬉しいです。小坂家の皆さんは優しくて、そっと見守ってくれる姿や、かけてくださる言葉にも背中を押してもらいました。本当にかけがえのない時間を過ごさせていただきました。この作品が末永く愛してもらえるように、周りの人にも広めてくださると嬉しいです」と願いを込めて感謝を語った。

また坂口も「和人として背中に手を置いてあげたくなるくらい、茉莉をむき出しの感情で生き抜いた。僕はその瞬間に立ち会えたので、こうやって皆さんが仰ってくれているのが良かったなと思います」と言葉を詰まらせた。

2人を支えたタケル役の山田裕貴も声を震わせ、同じく支えた沙苗を演じた奈緒は涙を流した。