映画「KAPPEI カッペイ」の女性限定試写会が3月6日に都内で行われ、主題歌を担当した西川貴教が、キャストの伊藤英明上白石萌歌、監督を務めた平野隆と共に登壇した。

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本作は「デトロイト・メタル・シティ」の若杉公徳のコミックを実写映画化したもので、ノストラダムスの大予言を信じ、乱世の救世主となるべく人里離れた地で殺人拳“無戒殺風拳”の修行に人生を捧げてきたが、世界滅亡の気配は全く感じられず…。そんな活躍の場を与えられなかった強すぎる戦士たちが遅すぎた青春を謳歌する前代未聞の救世主ラブバトルアクション。

西川貴教「僕が師範でももクロ4人が戦うイメージ」

主題歌のオファーが来た時の心境を聞かれ、西川は「本当にうれしかったです。『なぜ僕なのか?』っていうところが最初全然分からなかったんですけど、作品の説明を聞かせていただいて、『あぁ、筋肉なんだなぁ』ってぼんやりとした合点がいって、一生懸命やろう!って思いました」と答えた。

主題歌「鉄血†Gravity」は、ももいろクローバーZをフィーチャーし、重厚さがありながらも疾走感あふれる楽曲に仕上がっている。

「若杉先生の作品を拝見して、その終末の戦士たちの絆というか、真っすぐだけど、どこかちょっとおかしくて。今、熱くなることって敬遠されがちですけど、そういう真っすぐさって今、すごく大事だと思うんです。僕もそういうことを表現できる仲間を連れてこられたらということで、ももいろクローバーZの4人を思い浮かべ、ある意味、僕が師範で4人が戦うというイメージで作らせていただきました」と楽曲のイメージとコンセプトを説明。

伊藤英明上白石萌歌は主題歌を絶賛

主人公・勝平役の伊藤は、「僕も出させていただいた『仮面ライダーゼロワン』の主題歌も歌っていらして、親子共々ファンなんです。この前、子どもとライブを見させていただいたんですが、子どもがやっと『消臭力』と『仮面ライダー』とこの人が一致したって言っていました(笑)。西川さんの歌声はパワフルだし、見せて聴かせるエンターテインメント性のある歌で、ももいろクローバーZと一緒というのもいうオタク心をくすぐります」とお気に入りの様子。

ヒロイン・山瀬ハル役の上白石も「この映画の主題歌に、これ以上ふさわしいものはないんじゃないかっていうぐらい、お二方のアーティストの良さが出てますし、血がたぎる感じがこの作品にぴったりだと思って、すごく好きになりました!」と絶賛した。

映画「KAPPEI カッペイ」は3月18日(金)より全国公開。

◆取材・文=田中隆信

映画「KAPPEI カッペイ」女性限定試写会より /撮影:田中隆信