ラ・リーガ第27節が6日に行われ、エルチェとバルセロナが対戦した。

 バルセロナは序盤から圧倒的にボールを支配して試合を進めるが、なかなか決定的なチャンスを作り出すことができない。

 バルセロナは22分、ウスマン・デンベレが左サイドを突破して起点となると、最後はジョルディ・アルバがミドルシュートで狙う。この試合で最初の枠内シュートはGK正面に飛び先制点には繋がらない。

 バルセロナは27分、再びデンベレのクロスに今度はフレンキー・デ・ヨングが右足インサイドで丁寧に合わせてシュート。しかしこれはエルチェのDFディエゴゴンサレスが弾き出しバルセロナビッグチャンスを潰す。

 エルチェは37分、ホアン・モヒカのクロスにテテ・モレンテが合わせて決定機を迎える。しかしシュートは枠のわずか上に外れ、こちらも先制点とはならない。

 対するバルセロナも38分、フレンキー・デ・ヨングが相手DF裏に抜け出してGKと1対1のチャンスに。しかしこれはGKが弾き1点が遠い。

 すると44分、バルセロナペドリの後ろ向きのパスをエルチェのフィデル・チャヴェスにカットされる。フィデルはそのまま左サイドからシュートを決めきってエルチェが先制に成功した。

 1点ビハインドバルセロナは60分、デンベレのクロスにジョルディ・アルバが合わせるもミートせず。それでもアルバのシュートはフェラン・トーレスの足元へ流れてそのままシュートを突き刺す。フェラン・トーレスバルセロナ加入後初のリーグ戦でのゴールとなった。

 エルチェは64分、ペレ・ミジャがクロスにダイレクトで合わせて決定機。しかしこれはGKマルクアンドレ・テア・シュテーゲンが右手一本で弾く好セーブで追加点を許さない。

 バルセロナは75分からフェラン・トーレスが2度ビッグチャンスを迎えるが、どちらもGKエドガル・バディアの壁が立ちはだかる。

 それでもバルセロナは82分にPKを獲得。メンフィス・デバイがこれを右上に叩き込んで逆転に成功した。

 エルチェはその後退場者を出し試合はそのまま終了。終盤のPKで逆転に成功したバルセロナが2-1で勝利した。バルセロナリーグ戦3連勝を飾って3位に浮上している。

【スコア】
エルチェ 1-2 バルセロナ

【得点者】
1-0 44分 フィデル・チャヴェス(サカキン)
1-1 60分 フェラン・トーレスバルセロナ
1-2 84分 メンフィス・デバイ(PK/バルセロナ

バルセロナがリーグ戦3連勝 [写真]=Getty Images