観ておもしろかった映画の原作小説を読むと、映画ではわからなかったさまざまなことが理解できて、さらにその作品世界に深くひたれますよね。そんな映画化された小説で、働く女子がオススメしたいのはどの作品なのでしょう? 「2010年-2011年の間に映画化された小説」の中から聞いてみました!


 ●第1位/角田光代の『八日目の蝉』……16.8%
 ○第2位/村上春樹の『ノルウェイの森』……16.4%
 ●第3位/湊かなえの『告白』……14.8%
 ○第4位/東野圭吾の『白夜行』……13.9%
 ●第5位/太宰治の『人間失格』……9.7%
 ○第6位/吉田修一の『悪人』……8.4%
 ●第7位/桐野夏生の『東京島』……4.8%
 ○第8位/江國香織の『スイートリトルライズ』……2.9%
 ●第9位/芥川龍之介の『トロッコ』……2.3%
 ○第10位/藤沢周平の『花のあと』……1.9%
※第11位以下は略。



第1位は16.8%で角田光代さんの『八日目の蝉』でした! 子どもを誘拐した女性の逃亡劇と、誘拐された女の子が大人になるにつれ抱く葛藤を描いたサスペンス。重厚なストーリーは読み応えがありますね!
16.4%と僅差で第2位となったのは村上春樹さんの『ノルウェイの森』。今年の1月に行った調査では、31.0%の女性がこの作品を「読んだ」と回答しています。世界からも高い評価を得ている描写力は、映画とはまたちがう感動を与えてくれますね。
第3位は14.8%で湊かなえさんの『告白』でした。本屋大賞も受賞しているこの作品は、なんと湊かなえさんのデビュー作。私のまわりでも、衝撃的なストーリーに引き込まれて一気に読んでしまったという人が多いです。
映画とはまたちがった魅力を持つ原作小説。おもしろい映画に出会ったら、ぜひ原作にも触れてみてくださいね。また、映画から観るか小説から読むかで作品に抱く感想も変わってくるので、気になる映画があれば、観る前に原作小説を読んでみるのもいいかもしれませんね!(編集部/佐藤)



※『escala cafe』にて2011年6月にWebアンケート。有効回答数310件(escala cafe会員:22歳-34歳の働く女性)