現役時代中日ドラゴンズプレーをし、先に野球殿堂入りも果たした山本昌氏をゲストに迎え、現役時代ヤクルトなどで活躍し、引退後は楽天、巨人、西武、ヤクルト、さらには日本代表でコーチを務めた現・BCリーグ新潟アルビレックスベースボールクラブ監督の橋上秀樹氏が自身のYoutubeチャンネル「橋上秀樹アナライズTV」で対談企画を行った。

【動画】2022年野球殿堂入りの山本昌氏が語る、みんな知らない野球殿堂入りの意外な特典とは!?
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動画での話題は野球界にどう貢献していくか、現在の日本の野球の指導体制について両氏は

山本氏「サッカーみたいにもっと一体になれないかな、ジュニアからJリーグ経験者が携わって全体のレベルを上げていくような体制になっていかないかなと思いますね」

橋上氏「そう、なかなかそのピラミッドの中に収まりきってないのが野球界の現状だよね」

山本氏「今は高校とか大学とか、指導しに行くときには全部協会に報告して許可を取らなきゃいけない。いつでもどこでも指導出来るような体制になって欲しいですよね、そうすればOBとかのセカンドキャリアとしてもやれるんじゃないかなって思いますけどね」

と口を揃えて、現在の野球界が抱える指導体制の問題点について意見を語った。

加えて山本氏には懸念している事として

「今、サッカーでもテニスでもクラブ活動なんでもそうなんだけど、父兄の力が凄く頼られるじゃないですか、お茶当番とか引率の当番とか…これが嫌で辞めていく方が凄く多いっていう事が良くないですよね」

と少年野球チームなどで父兄の協力に頼りきってしまっている現状を挙げ、苦言を呈した。


続けて山本氏が

「今はまだこどもの頃野球をやってたお父さんが子供と一緒にやれるから、野球を始める子供が多いけど、これからサッカーをやってた人が多くなって野球を一緒にやろうっていうお父さんが減っちゃうと、野球人口も減っちゃうと思いますよね」

と不安を口にすると、橋上氏も

「まだ色々なスポーツがある中で野球を選んでくれる人が一番多いらしいんだけど、ただ何年か前に比べると大分減ってるというのは聞くのでね、何年かしたらサッカーとかに抜かされてしまう可能性もあるので。そういった(サポート)体制なんかもしっかり作っていかないとですよね」

と、野球人口を増やすためのより具体的な施策が求められていると語るなど、危機感を募らせていた。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

「指導体制は変えていかないと・・・」野球界のこれからを山本昌氏、橋上秀樹氏が語る!