チャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16セカンドレグが8日に行われ、リヴァプールイングランド)とインテルイタリア)が対戦した。なお、南野拓実はベンチスタートとなっている。

 インテルのホームで行われたファーストレグでは、互いに激しい攻防を繰り広げた。結果はリヴァプールが2-0で勝利し、インテルが準々決勝に進むためにはアンフィールドで3点差をつけて勝利しなければならなくなった。

 インテルは7分、デンゼル・ダンフリースがこの日最初のシュートを放つ。柔らかいボレーシュートはGKアリソンがキャッチしてセーブする。

 リヴァプールは16分にリヴァプールがコーナーキックを獲得。ゴールから離れる軌道を描くクロスにフィルジル・ファン・ダイクが頭であわせるが、惜しくもシュートはGK正面に飛びキャッチされる。

 リヴァプールは31分、トレントアレクサンダーアーノルドのフリーキックにジョエル・マティプが頭で合わせるが、強烈なシュートはクロスバーを叩く。その直後のコーナーキックからファン・ダイクが強いヘディングシュートを放つも、今度はインテルのDFミラン・シュクリニアルが頭で弾いて先制点とはならない。

 インテルは42分、エリア付近でフリーキックが与えられる。ハカンチャルノールが直接狙ったシュートは守護神アリソンが弾き出す。

 インテルは47分、フリーキックのチャンスにアレクシス・サンチェスが合わせてヘディングで狙うがGKにキャッチされ均衡を破れない。

 リヴァプールは52分、チアゴ・アルカンタラのシュートをGKサミール・ハンダノヴィッチが飛び込んでこれを防ぐと、そのこぼれ球にモハメド・サラーが反応する。リヴァプールビッグチャンスとなったがサラーのシュートはゴールポストに嫌われゴールを割ることができない。

 得点を渇望するインテルは59分、ラウタロ・マルティネスの鋭い右足シュートは相手DFに当たって枠を捕えられない。それでも62分、外回転をかけたラウタロ・マルティネスのミドルシュートがサイドネットに突き刺さりインテルが待望の1点を奪い取る。

 しかしインテルは喜びも束の間、アレクシス・サンチェスが63分に2枚目のイエローカードを受けて退場。2試合合計スコアで1点差に詰め寄ったインテルは残りの時間を一人少ない状況で戦うこととなる。

 リヴァプールは76分、味方のスルーパスに反応したサラーがこの日2度目のビッグチャンスを迎える。しかし右足で合わせたシュートは再びポストに直撃。リヴァプールの同点弾とはならない。

 その後インテルの反撃は実らず、試合は終了。インテルが後半に先制点を挙げて1点を返したものの、ファーストレグでの2点リードを守ったリヴァプールが準々決勝に駒を進めた。

【スコア】
リヴァプール 0-1(2試合合計:2-1) インテル

【得点者】
0-1 62分 ラウタロ・マルティネスインテル

インテルが第2戦を制すもリヴァプールが準々決勝へ駒を進めた [写真]=Getty Images