カップヌードル』『日清のどん兵衛』などのインスタント麺を製造、販売している日清食品ホールディングス株式会社(以下、日清)。

2022年3月9日、同社はロシアから侵攻を受けているウクライナの避難民に対し、インスタントラーメンの寄付を行うと発表しました。

日清、ウクライナの避難民にラーメン10万食を無償提供

同年2月24日から続いている、ロシアによるウクライナ侵攻ウクライナの各地で戦闘が行われ、家屋が破壊されるほか、多数の死傷者が出ています。

日清食品グループでは、欧州の中央に位置するハンガリー日清がいち早くインスタントラーメンの10万食を無償提供。

また、日清の社長は、国際連合世界食糧計画WFP協会に1億1500万円の寄付を行うといいます。

食品や寄付金は、国連や赤十字などの信頼できる団体を通して、避難民を支援するために活用されるとのことです。

同社は今回の支援にあたり、会社が掲げる信念をこのように明かしています。

日清食品グループは、創業者・安藤 百福 (あんどう ももふく) から受け継ぐ「食為聖職 (しょくいせいしょく)」(食の仕事は聖職である) の精神に基づき、人々の生命の根源を支える「食」を通じて、人々の健康と世界の平和に貢献することを使命としています。

ウクライナや近隣諸国で困難に直面している多くの方々に心よりお見舞い申し上げますとともに、一日も早く平穏な日々が戻ることを祈念しています。

今後も動向を注視しながら、厳しい状況の中で苦しんでいる方々への支援に努めていきます。

日清食品グループ ーより引用

日清の発表に対し、ネットからは「インスタント食品は日持ちもいいし、素晴らしいチョイスだ」「こういう取り組みができるのは本当にかっこいい」といった称賛の声が上がっています。

食べ物がなければ、生きていくことはできません。空腹によって、さらにつらい状況に立たされている人も多く発生しているでしょう。

日清の支援が困っている人たちに届き、この戦いが一刻も早く終わることを多くの日本人が祈っています。


[文・構成/grape編集部]

出典
日清食品グループ
※写真はイメージ