俳優の磯村勇斗が3月8日、朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)にVTR出演。大学時代、スカウトされるために行っていた“あること”を明かした。

 磯村は女優の井桁弘恵とともに「品川国際映画祭」のオープニングセレモニー出席後にVTR収録に登場。ともに経験がある仮面ライダー時代の思い出などを語る中で、磯村は「僕は大学時代にスカウトされるために原宿を歩き回っていたのですが、目立ってスカウトされるために変わった歩き方をしていました。それは一体何でしょう」とクイズを出題。

 正解は「腕を振らずにまっすぐ歩いた」というもので、その理由として「原石感があったほうがいいんじゃないかなと。“田舎から今日来ました”感を出すために考えた」と明かした。実際にスカウトはあったというが、「全部怪しかった」という。結局芸能界入りできたのはスカウトではなく、小劇場に出演したことで現在の事務所に所属することになったと明かした。

 それに対して井桁は原宿を普通に歩いていたところをスカウトされたと告白。磯村は「やっぱ普通がよかったんだ。失敗しましたね」と苦笑していた。

 ネット上では《その顔ではスカウトされないわ》という厳しい声もあったが、《この人の魅力は顔じゃないんだよ。演技力!》《演技が上手だから好き。若いのにとても上手》《「きのう何食べた?」のジルベール役が好き》など演技力を推す声が多かった。

「磯村は中学生の時に友達同士で映画『ヌマヅの少女ハイジ』を制作。それがすごく楽しかったため、俳優になることを決意したとインタビューで明かしています。高校時代は地元劇団で演劇を学んでいましたが、親には芸能界入りを反対されていたため、折り合いをつけて演劇が学べる大学へ進学したそう。

 その大学も結局、早く俳優になりたいという焦りから両親の反対を押し切って中退。その後はフリーの役者として舞台に立っていた時に現在の事務所関係者の目に止まり、所属が決まりました。原宿を歩き回っていたのもずっと俳優として芸能界に入るチャンスをうかがっていたのでしょう」(芸能記者)

 スカウトはされなかったが、努力は夢を裏切らなかったようだ。

(柏原廉)

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