牛乳パックは紙でできていますが、紙の両側はポリエチレン加工されており、料理の「型」として再活用すると、いい仕事をするんです。
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「牛乳が出てくると思ったら、まさかの巨大〇○が…!?」と、子どもも大喜びの手作りデザートや、おもてなしにもできちゃう「萌え断」料理を作ってみましょう。
子どもも大歓喜!牛乳パックからそのまま!ぷるぷる巨大プリン
子どもがいる家庭なら、みんな大好きなプリンはいかがでしょうか?
材料は牛乳のほか、卵、砂糖など家にあるものだけでできちゃいます。
ゼラチンで固めるタイプなので、プリン液を作ってしまえば、あとは固まるまで冷蔵庫に放置するだけです。
【牛乳パックでぷるぷるプリン】材料
牛乳パック1本分
・牛乳 500ml
・砂糖 大さじ3
・卵黄 2個分
・粉ゼラチン 10g
・バニラエッセンス 少々
写真=牛乳パックの準備(1本縦置き使い)
牛乳パックは縦1本をそのまま使います。
【牛乳パックでぷるぷるプリン】1:鍋でプリン液を作る
鍋で牛乳、砂糖を混ぜます。
【牛乳パックでぷるぷるプリン】2:卵黄と粉ゼラチンを加えて沸騰前に火を止める
卵黄を加え、ほんのりカスタード色になるまでさらに混ぜます。
プリン液は最終的に網でこすため、カラザなどが入ってしまっても大丈夫です。
その後、弱火で加熱します。
沸騰してしまうとゼラチンが固まらなくなるので、沸騰直前で火を止めます。
鍋から湯気が立ち上り始め、鍋肌に小さい気泡が出てくるあたりです。
火を止めたら、粉ゼラチンとバニラエッセンスを加え、さらに混ぜます。
感激の「巨大プリン」が完成!
【牛乳パックでぷるぷるプリン】3:プリン液をこして牛乳パックに入れる
プリン液を網でこして牛乳パックに入れます。
パックを開いた状態で味噌こしを入れてみると、ジャストサイズで注ぎやすかったですよ。
室温程度まで冷まして、冷蔵庫に入れます。
注ぎ口をクリップ等で止めて蓋をします。
蓋をする方法はテープでもホッチキスでも何でもいいのですが、粗熱が残った段階で閉じると蒸気がこもる可能性がありますので、粗熱はしっかり取ってくださいね。
【牛乳パックでぷるぷるプリン】5:5時間放置で完成! そのままお皿へ
パックを傾けて軽く揺すりながらハサミで切り開いてみたところ、型から離れたプリンが出口方面に自走しました。
ぷるぷる食感です!
ぷるぷる食感なので、盛り付け時にちょっと崩れましたが、お好みでカラメルソースやクリーム、旬のフルーツなどを添えると立派なスイーツに。
プリン本体の甘さは控えめの配分ですので、甘めが好きな方は砂糖大さじ2~3杯程度増やすなどで工夫してみてくださいね。
おもてなしにも♪萌え断テリーヌ
おもてなしにも! 牛乳パックで萌え断テリーヌ
次は高感度な大人向け!
写真に撮りたくなる、おもてなしメニューだってできちゃいます!
【牛乳パックでテリーヌ】材料
牛乳パック2個分
●具材(A)
・むきえび 20g
・オクラ 5本
・プチトマト 4個
●具材(B)
・菜の花 4本
・ヤングコーン 5本
・カニかまぼこ 5本
・粉ゼラチン 15g
・水 400ml
牛乳パックは、半分ほどの高さに切ります。
その後、底から高さ10cmを残して、上から角に切り込みを入れました。
外側に開くと、4つの羽が出来ます。
この4つの羽の部分は、中身を詰めたあと、内側に折り込んでフタにします。
【牛乳パックでテリーヌ】1:野菜を下ごしらえする
オクラは板ずりしてガクを取り、塩を入れて茹でました。菜の花も塩茹でし、水にさらしたあとに絞って使います。
柔らかめに茹でたほうが完成後切りやすいです。
プチトマトは熱湯をかける等で、皮剥きしたほうが仕上げにきれいで食感もよいですが、品種や好みにより省略OKです。
今回は皮が薄い品種を選んだため省略。
野菜はコンソメ液を作る前に、パックに収まる長さに切っておきます。
詰める直前で長さオーバーが発覚すると、慌てて切っている間にコンソメ液が冷めてしまうので、しっかり準備しておきましょう。
同様に、具材を詰める順番もちゃんと決めておいてくださいね。
今回は「カニかま→ヤングコーン→菜の花」と「むきえび→オクラ→プチトマト」の2種類にしてみました。
【牛乳パックでテリーヌ】3:コンソメを作る
具材の準備が完了したら、鍋でコンソメ液を作ります。
水とコンソメキューブを熱しながら溶かし、沸騰寸前で火を止めて、粉ゼラチンを混ぜます。
【牛乳パックでテリーヌ】2:野菜を層にしてその都度コンソメ液を注ぐ
具材を1種類詰めたらゼラチン液を注ぐ、を繰り返します。
それぞれのパックに具材とコンソメ液を詰め、しばらく放置して粗熱を取ってください。
粗熱が取れたら、パックの羽の部分を内側に折り込んで蓋をします。
輪ゴムで留めてもいいですし、テープを貼っても大丈夫です。
【牛乳パックでテリーヌ】4:パックにふたをして冷やし固める
プリン同様、室温程度になった頃に、冷蔵庫に入れます。
超便利なアイデアも紹介!
【牛乳パックでテリーヌ】5:パックから出して完成!
一晩冷蔵庫で固めたものを開けてみました。しっかり固まっています!
プリンよりも固めの仕上がりなので、ハサミを使わずパックを手でビリビリ破いても、中身は崩れません。
パックを中身の半分の高さ程度に剥いたら、あとは逆さにしただけで取り出すことができます。
さっそく切って、断面を見てみましょう。
色とりどりの具材が層になった、テリーヌの完成です!
すりごま&マヨネーズ&牛乳と、バジルソルト&オリーブオイルの2色のソースを添えてみました。
筆者は具材を詰めすぎて切るのに苦戦し、端がちょっと崩れたのですが、工夫してソースを添えると、崩れた部分もご愛敬です。
牛乳パック、こんなことにも使えます!
ちなみに、横置きしてハサミでふたの部分を切り出すと、豆苗栽培にも牛乳パックがぴったりでした。
【牛乳パックで豆苗栽培】豆苗を育てる
豆苗以外にも、にんじんのヘタや小松菜の根元を水耕栽培することで、再生野菜(リボベジ)が楽しめますよ。
誰でも簡単に始められますので、こちらもぜひチャレンジしてみてください!
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紹介したほかにも、切り開いて内側をカッティングボード代わりにしたり、おにぎりやサンドイッチを持ち運ぶ使い捨て容器にしたり…。
活用方法はアイディア次第で無限の牛乳パック。いろいろ試してみてくださいね!
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