ヴィッセル神戸の三浦淳寛監督が、鹿島アントラーズ戦を振り返った。

11日、明治安田生命J1リーグ第4節の神戸vs鹿島が行われ、0-2で神戸は敗れた。

リーグ戦5戦未勝利、3分け2敗と勝利がまだない神戸。さらにケガ人が出るなどする中、15日に控えるAFCチャンピオンズリーグ(ACL)のプレーオフを見据えてメンバーを変えて臨んだ。

しかし開始7分にCKの流れから、三竿健斗に決められて失点すると、0-1で迎えた後半には鈴木優磨に決められリードを広げられる。

0-2になる直前にベンチスタートとなったアンドレス・イニエスタとセルジ・サンペールを投入しようとしたが、結果0-2からの投入に。その後は何度か鹿島ゴールに迫るも、集中した相手の守備を崩せず、そのまま敗れた。

試合後、オンラインの記者会見で三浦監督は「気持ちの部分を含めて、非常に選手たちは意識してやってくれたと思います。ただ、しっかりと結果を出させることができず、責任を感じています」と敗戦を振り返った。

また、「早い時間の失点でしたが、攻撃に関しても背後を突くというところに関してはやっていましたが、なかなか早い時間の失点が難しい状況にしたと思います」と、7分での失点が最後まで影響したと語った。

リーグ戦6戦未勝利という苦しいシーズンスタートとなった神戸。しかし、前述の通り15日にはACL出場権を懸けたメルボルン・ビクトリーとのプレーオフが待っている。

「今日は勝ちに行った中で良い結果が出なかったのは残念ですが、15日に試合があり、そこではしっかり勝ち切る。そこから流れを引き寄せられるように、しっかりやっていきたいと思います」と語り、ACLでの勝利から良い流れを作りたいとした。

イニエスタとサンペールのベンチスタートについても「過密スケジュールの中、彼の存在は非常に大きい部分があります」とACLを意識したとし、「身体の疲労度を考え、15日に良いプレーをするという点では、ある程度のメンバーを変える必要があると考えました」と負けられない一戦に向けてターンオーバーをしたと明かした。

ベンチ入りした攻撃陣が少ない理由についても「台所事情というか、ケガ人を含めて、藤本(憲明)も元々メンバーに入れる予定でしたが、直前で難しい状況になりました」と、ケガ人が影響したという。

メルボルン・ビクトリー戦は負ければACLの出場が消えてしまう大事な一戦。「リーグ戦は今は良いスタートではないです。この難しい状況を乗り越えるのは、我々次第になってくると思うので、15日に気持ちを切り替えるしかないです」と、メンタル面の切り替えが重要だとした。

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