13日、明治安田生命J3リーグ開幕節の6試合が各地で行われた。

J3初参戦となるいわきFC鹿児島ユナイテッドとアウェイで対戦した。“日本のフィジカルスタンダードを変える”というコンセプト通り、コンタクトでは力強さを見せると、ボックス右へのスルーパスに対し、米澤令衣に競り勝った嵯峨理久が収めて左足のフィニッシュ。1stシュートでいきなりチームのJ初ゴールを生み出した。

J2の経験もあるJの先輩として意地を見せたい鹿児島は42分、左サイドでFKを獲得すると、木村祐志のクロスに有田光希が頭で合わせて試合を振り出しに戻す。

いわきは同点で迎えた後半も果敢にフィニッシュシーンを作り出したが、追加点を奪うことはできずにタイムアップ。J初勝利は次節以降に持ち越された。

昨季の降格組3チームは対照的な結果となった。

アウェイでカマタマーレ讃岐と対戦した松本山雅FCは、28分に先制を許すも前半アディショナルタイムに横山の加入後初ゴールで同点とする。

押し気味に進めた後半もゴールの遠い時間が続いたが、またもやアディショナルタイムにスコアを動かす。右CKから外山が右足インサイドのボレーで合わせてネットを揺らすと、これが決勝点にとなり、松本が逆転勝ちで白星スタートを切っている。

3年ぶりにJ3を戦うギラヴァンツ北九州AC長野パルセイロとホームで相まみえた。ゴールレスで後半を迎えると、56分には宮本拓弥、75分には森川裕基に得点を奪われ、0-2で敗れている。

愛媛FCカターレ富山とホームで対戦。前半は松田や近藤がチャンスを逃がし、あわやのボレーはGK徳重が防ぐなどしてゴールレスで終えると、後半の早い時間に新加入・佐々木が試合を動かす。近藤とのパス交換からカットインして右足を振り抜き、強烈な一撃を右隅に突き刺した。

直後には背後からの浮き球を、松田が右足のダイレクトボレーでネットを揺らすもオフサイド。すると65分、中盤でボールを奪われ裏へ蹴られると、途中出場の大野にネットを揺らされて試合は振り出しに。直後には昨季J3得点王の川西に決定機を許すも、ここはGK徳重が立ちはだかった。

互いに攻勢を強める中で、次の1点が生まれたのは84分だった。左サイドでボールをキープした川西がテクニカルなタッチからクロスを供給すると、ゴール前で合わせたのは再び大野。渾身のヘディングはGK徳重の手をはじいてゴールに吸い込まれ、富山が逆転に成功した。

残り時間で猛攻を仕掛け、幾度もフィニッシュを放った愛媛だったが、体を張った富山守備陣を崩すことはできずに試合終了。初戦を黒星で終えることとなった。

◆第1節
▽3/13(日)
FC今治 0-1 福島ユナイテッドFC
テゲバジャーロ宮崎 2-0 ヴァンラーレ八戸
鹿児島ユナイテッドFC 1-1 いわきFC
カマタマーレ讃岐 1-2 松本山雅FC
ギラヴァンツ北九州 0-2 AC長野パルセイロ
愛媛FC 1-2 カターレ富山

▽3/12(土)
Y.S.C.C.横浜 0-0 FC岐阜
藤枝MYFC 3-0 ガイナーレ鳥取
SC相模原 1-0 アスルクラロ沼津

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