ビートたけし(75)が“フリージャーナリスト”として2008年10月からMCを務めてきた『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)を3月いっぱいで降板する。12日の放送で次回は「たけしを特集した拡大スペシャル」になると告知したところ、当のたけしは浮かぬ顔で首をかしげた。「ちょっとねぇ…」とウクライナ情勢を気遣ってのことだ。

ビートたけしが番組降板の理由を「夜10時からの生放送は、申し訳ないけど体がきつい」と話したのは昨年12月のことである。早いものでラストが近づき、3月19日は放送枠を1時間拡大するという。予告映像ではたけし美川憲一風や水戸黄門風にコスプレした姿とともに「たけし“14年の集大成スペシャル”」とアピールしていた。

そんななか本編ではロシア軍ウクライナ侵攻を大きく取り上げており、戦禍の中で「疲れ切った高齢の女性」や「子どもを心配する母親」、「母親を元気づけようと明るく振る舞う女の子」、「一人泣きながら荒れ果てた街を歩く男の子」といった光景が映ると、ワイプには悲しげな表情のたけしが見られた。

エンディングで安住紳一郎アナウンサーが来週の1時間拡大版に触れた時のことだ。たけしが担当してきたコーナー「今週の事情通」など懐かしの名場面が映るようだと紹介したところ、申し訳なさそうに「ちょっとねえ…ウクライナのことを考えると、笑っちゃっていいのかなぁと…なんか嫌な感じするね」とたけし。安住アナが「そうですか」と相槌を打ってくれたので「でもまあ、許して頂いて」と気を取り直していた。

画像2枚目は『TBS 2022年3月12日付Twitter「この後よる10時からは『新・情報7daysニュースキャスター ロシア軍キエフ包囲か“無差別攻撃”に危惧』」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)

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