13日、阪神競馬場で行われたG2・フィリーズレビューは、2番人気に支持されたサブライムアンセムが未勝利からの連勝で重賞初制覇を飾った。このレースの1着〜3着馬には桜花賞4月10日・阪神・芝1600m)への優先出走権が与えられる。

フィリーズレビュー、勝利ジョッキーコメント
1着 サブライムアンセム
池添謙一騎手
「2回ほど調教でコンタクトを取ることが出来たんですけど、少し女の子という感じでテンションも上がりやすいですし、いかに落ち着いてゲートインまで出来るかというのをまず考えていました。過去のレースを見ているとやっぱり行きたがるところもあったので、まずは折り合いをしっかりつけて進めれればいいかなと、それを頭の中に入れてレースに臨んでいきました。少し立ち後れる形にはなったんですけど、あまり急がせたくも無かったので、ちょうどいいかなと思いながら道中進めて行ったんですけど、噛んではいましたが、コントロールが効く範囲で我慢して溜めることが出来たので、良い形で走っているなと道中は思っていました。手応えは十分あったので、空いたところと思って直線向いたんですけど、1頭狭いところだったのですが抜け出してくれて、欲を言えば、あれだけ溜まっていたので坂を登り終わっても突き抜けてほしかったかなと思います。でもまだ身体が良くなっていく成長段階の中でこれだけ走れるって言うことは、能力のある証拠だと思いますし、今日しっかり結果出せて良かったと思います。阪神の1600の外回りというのは、また今回のレースとは違ってくるので、更に折り合い面っていう部分では大事になってくるとは思うんですけど、メンタルも少しオンになりすぎるところがあるので、落ち着いてレースに臨んでいければいいかなと思います」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 13日、阪神競馬場で行われた11R・フィリーズレビュー(G2・3歳オープン・牝・芝1400m)で2番人気、池添謙一騎乗、サブライムアンセム(牝3・栗東・藤原英昭)が勝利した。アタマ差の2着に1番人気のナムラクレア(牝3・栗東・長谷川浩大)、3着にアネゴハダ(牝3・栗東・佐々木晶三)が入った。勝ちタイムは1:19.9(良)。

 3番人気で武豊騎乗、マイシンフォニー(牝3・栗東・松永幹夫)は、4着敗退。

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桜花賞への優先出走権獲得

 2番人気に支持された池添謙一騎乗、サブライムアンセムが嬉しい重賞初制覇を飾った。スタートではやや後手を踏むような形で後方から。折り合いに専念して直線勝負に徹すると、直線半ばで狭い隙間を縫うように抜け出し、外からきたナムラクレアとの追い比べを制してクラシック戦線へ名乗りを挙げた。

サブライムアンセム 7戦2勝
(牝3・栗東・藤原英昭)
父:ロードカナロア
母:パストフォリア
母父:シンボリクリスエス
馬主サンデーレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 サブライムアンセム
2着 ナムラクレア
3着 アネゴハダ
4着 マイシンフォニー
5着 ラブリネスオーバー
6着 ブッシュガーデン
7着 キミワクイーン
8着 アドヴァイス
9着 ゼロドラゴン
10着 スリーパー
11着 モチベーション
12着 コンクパール
13着 テイエムスパーダ
14着 サウンドクレア
15着 ウィリン

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