アキバ総研が、2022年1月31日~2022年2月13日の期間で行った公式投票企画「アキバ総研アニメ大賞2021」。その結果をお伝えしよう!

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本企画は2021年に放映、配信されたアニメの中から、年間ベスト作品をきめるという一年の総括企画だ。

2021年冬・春・夏・秋の満足度投票において、それぞれ上位5位にランクインした合計20作品と編集部が選んだ5作品がエントリー。その中から選ばれたベスト10アニメをみていこう。

1位 Vivy -Fluorite Eye's Song- 350票
2021年春アニメ1位

2位 境界戦機 103票
2021年秋アニメ3位
 
3位 100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン 94票
2021年夏アニメ3位

4位 探偵はもう、死んでいる。 85票
2021年夏アニメ4位

5位 吸血鬼すぐ死ぬ 70票
2021年秋アニメ1位

6位 ゾンビランドサガ リベンジ 56票
2021年春アニメ4位

7位 ヴィジュアルプリズン 38票
2021年秋アニメ2位

7位 ワールドウィッチーズ発進しますっ! 38票
2021年冬アニメ5位

9位 天空侵犯 32票
2021年冬アニメ3位

10位 ウマ娘 プリティーダービー Season 2 29票
2021年冬アニメ3位

10位 恋と呼ぶには気持ち悪い 29票
2021年春アニメ2位

投票総数は1056票。
同順位の作品もあったことから、11作品がトップ10にランクインした。

2位の3倍以上の票数を集めて、圧倒的な勢いで1位を飾ったのがVivy -Fluorite Eye's Song-だ。
進撃の巨人」などでおなじみのWIT STUDIOによるオリジナルアニメとして、鳴り物入りでスタートした本作だが、蓋を開けてみれば、人類の歴史を修正するべくタイムリープした人型AIの長く、孤独な戦いを描く壮大な作品であった。
WIT STUDIOならではの目まぐるしいアクションシーンや、ヴィヴィと相棒のマツモトが体験する数々のドラマはもちろんこと、神前暁さんによる主題歌、挿入歌、劇伴などの音楽も非常に高い評価を集めての1位である。
最終話エピローグを見終えた時、ヴィヴィとともに100年の旅を終えた視聴者なら、きっと誰もが大きな感動に震えることだろう。

2位は、SUNRISE BEYONDが送り出したリアルロボットアニメ境界戦機だ。
日本が諸外国から分割統治されるようになった時代、主人公たちレジスタンスは日本の独立・自治を勝ち取るために立ち上がる……。という、非常に時代とリンクしてしまった感のある設定だが、あくまで本作はエンタメ作品。主人公のアモウは、偶然入手したAMAIM(アメイン)「ケンブ」を駆り、日本各地を転戦する。
日本を統治する4大勢力、レジスタンス、そして謎の漆黒のAMAIM「ゴースト」が入り乱れる本作は、王道のリアルロボットアニメ的な面白さ、カッコよさと、現代的な複雑なドラマが魅力。
2022年4月から放送をスタートする第2部では、どのような物語が待ち構えているのか。その期待も含めての2位だと言える。

3位は100万の命の上に俺は立っている 第2シーズン」。命を懸けたゲームに挑む「プレイヤー」たちの戦いを描くファンタジー作品だ。
第2シーズンといえば、やはり「ツィンコビンビン」なるパワーワードだろう。いろんな意味で「ヒドい」と話題になった本作だが、もちろん物語そのものの面白さにも話題が集中。
まだまだ物語は途中なので、今後の展開が気になるところである。

4位は探偵はもう、死んでいる。。初回放送から、2話一挙放送という力の入りようがすごかったが、アクションシーンの作画もすごかった!
また重要人物・シエスタがいきなり死んじゃっていて、その死にまつわるエピソードや彼女との記憶を巡って現在と過去が交錯する構成など、トリッキーな作りとなっていたのも特徴。じっくりと楽しめる作品として話題を集めた。

重厚な作品が並んだTOP4だが、5位吸血鬼すぐ死ぬはその真逆を行くような作品。
すぐに死ぬほど弱い吸血鬼ドラルクと、吸血鬼退治人・ロナルドによるどたばたギャグが男女問わず多くの支持を集めた。アニメ史上、すぐに死んでは復活するドラルクとロナルドのやりとりは、まるで「トムとジェリー」のよう。誰が見ても楽しめる作品だったといえる。

6位はゾンビランドサガリベンジ。2018年に放送され、社会現象となった第1期の盛り上がりを受けてスタートした本作。全員ゾンビのアイドルグループ、という奇抜な設定の面白さと先の読めない展開が魅力だった第1期に対し、第2期はドラマ方面の見ごたえが強化されていた。佐賀県の歴史に絡めたキャラクターの掘り下げや、佐賀県が被災した水害をも舞台設定として取り込んだクライマックスなど、とにかく佐賀愛あふれるドラマが展開した。
今後、劇場版の制作も発表されており、そちらも楽しみだ。

7位は同票数でヴィジュアルプリズン」ワールドウィッチーズ発進しますっ!がランクイン。

ヴィジュアルプリズン」は、作曲家・上松範康さんが原作を手掛けるオリジナルアニメで、ヴァンパイアによって結成された音楽バンドが互いのパフォーマンスをぶつけあうというもの。
スタイリッシュなキャラクターデザインと、尖ったサウンドが主に女性からの人気を集めた。
6月にはライブイベントが予定されており、まだまだ盛り上がりは続きそうだ。

ワールドウィッチーズ発進しますっ!は、「ストライクウィッチーズ」のスピンオフ作品で、501部隊と502部隊の日常をコミカルに描く作品。
本編シリーズでは、ネウロイとの戦いをけっこうシリアスなタッチで描いている「ストライクウィッチーズ」だが、本作では、ネウロイの姿はほぼ描かれず、ファンが見たかった平和な日常が描かれている。「こういうのが見たかった」というファンが、意外と多かったようである。

9位はNetflix独占配信アニメ天空侵犯
高層ビル上層階を渡り歩き、謎の仮面を被った者たちから生き延びる……そんな異常なシチュエーションで繰り広げられるサバイバルアクションアニメ。手に汗握るアクションと、情け容赦ない残酷描写が魅力の本作は、Netflixだからこそできた作品だと言える。

10位もまた同票数でウマ娘 プリティーダービー Season 2恋と呼ぶには気持ち悪いが並んだ。

ウマ娘はお待ちかねのゲーム版のリリースと同タイミングでの放送ということで、Season 1同様に大きく盛り上がった。今回はトウカイテイオーメジロマックイーンといった人気キャラクターにフォーカスが当たった。

恋と呼ぶには気持ち悪いは、あまりにもストレートすぎる天草亮のアプローチにヒロイン・有馬一花から怒涛の勢いで罵詈雑言が飛び出す、というぶっ飛んだコメディでありながらも胸キュン要素もあるというハイブリッドな作品。本作で初めて主演を務めた小坂井祐莉絵の演技も、非常に印象的だった。

もちろん11位以下にも、2021年を代表する名作アニメが並んでいる。
ぜひ投票結果を見ていただき、2021年のアニメシーンを振り返っていただきたい。

 


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2021年を代表する人気アニメは、人類の歴史を書き換えるSFアニメ!「アキバ総研アニメ大賞2021」結果発表!【アキバ総研公式投票】