バーミヤン
「【お知らせ】一部店舗にて実験販売をしておりました、飲茶食べ放題は3/11をもって販売終了しました」──。

3月13日、人気ファミレスチェーンのバーミヤン公式ツイッターで衝撃的な発表があった。一部店舗で実施していた飲茶食べ放題が終了することになったという。わずか2週間でキャンペーンが終わった裏側では、とある混乱が起きていた。

【写真】全バーミヤンファンが泣き崩れた「4文字」


■関東の一部店舗限定

バーミヤンの飲茶食べ放題は、2月24日から東京、千葉、神奈川の計15店舗で開催。

本格焼き餃子や肉シュウマイなどの点心から果肉入りレモンのオーギョーチ、ひんやり台湾カステラなどのデザートまで、全26メニューがドリンクバイキング付き90分食べ放題というキャンペーンだった。

これだけ食べられて値段は税込み1,649円と破格の安さ。平日オープン時から17時までの限定ということでプレミア感も増し、ネット上で話題になった。


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■「食材が不足してできない」

リーズナブルな価格でおいしい飲茶が好きなだけ食べられるとあってか、連日たくさんの人がお店を訪れていた。お店からすればうれしい反面、現場はバタバタになることもあったようだ。

期間中、食べ放題を実施していた都内のある店舗で働く店員に聞くと、「食べ放題はやっていますが、午前中は食材が不足しているので、1組分しか提供できないんです。食材はお昼すぎには入荷するのですが…」と、申し訳なさそうに話していた。予想以上に殺到した影響で、食材を入荷するタイミングに追いつかなかったのかもしれない。

■店内は満席、外にも列が…

3月上旬の午前11時記者も都内バーミヤンを訪れて、食べ放題をオーダーした。お昼前にも関わらず、店内には10人ほど客がいた。ほかに食べ放題を頼んでいる客も多く、注文が重なったのか、ときどき店員が席にやって来て「申し訳ございません。こちらの商品は提供するのに少々お時間いただきまして…」と謝罪された。

規定の90分が経過し、12時すぎにお店を出ると、店内の待合い席には20人ほど座っており、外にも3組ほど並んでいた。お昼になるにつれ、ホールのスタッフは絶えず厨房と席を行き来し、見るからに慌ただしかった。

13日に投稿されたバーミヤンの公式ツイッターでも「想定を大きく上回る販売となり、一度販売終了し実験販売での課題を改善するお時間を頂く事としました」としている。記者が見たような混乱が各地で起きていたのだろうか…。


■残念がる声も

ネット上では、突然のバーミヤンの食べ放題終了に対して、「自宅待機が解けたら行こうと思ってたのに、もう終わってた」「北京ダック食べ放題のチャンスを逃した」「明日行く予定だったのにショック」など困惑する声があがっている。

一方で、「食べ放題専門店と違って対応できる体制をすぐに整えられるとは思えない…」「店員さんが大変そうだったから現場がパンクしたのかも」「ネットで広がるのをコントロールできなかったのかな?」など、原因を分析する声も。

バーミヤンの食べ放題、期待が高かっただけにまた戻ってきてもらいたいものである。

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(取材・文/Sirabee 編集部・斎藤聡人

バーミヤン食べ放題が突然終了 「材料が足りない」現場で起きた混乱