木材プラットフォームeTREEを運営する、株式会社森未来(東京都港区、代表取締役浅野純平)は、FSC(R) Japanと協力し、サステナブルな森林・木材の取り扱いを目指したポータルサイトを3/15(火)にリリース致しました。
なお、このリリースに伴い、FSC(R) Japanと共催の勉強会セミナーの開催が決定しましたのでお知らせ致します。

  • ポータルサイト・リリースの背景

森未来は、森林・木材・林業のあらゆる情報を集約することにより、従来の木材流通を透明化、需要者と供給者を直接マッチングし、いつでも簡単に適正価格の木材を購入できるプラットフォーム「eTREE(R)(イーツリー)」を運営してしております。

昨今ではSDGsの認知の高まりもあり、国産材及び流通経路が透明化されたサステナブルな材やエシカルな材の需要が伸びています。しかし、現状木材の多くは、森林の環境や地域社会に配慮して作られた製品につけられるFSC(R)認証が進んでおらず、まとまった情報もなかった為、利用が促進できずにおりました。

そこで今回FSC(R) Japanの全面協力のもと、FSC(R)認証の木材情報を集約しました。本ポータルサイトが、使い手である設計者のみなさまにFSC(R)認証の木材について知っていただく一助となれば幸いです。

(FSC(R)ポータルサイト:https://www.etree.jp/fsc/

*FSC(R)とは

私たちが普段使っている木材・木製品は、人間が森林に手を入れることから生まれます。

Forest Stewardship Council(R) (FSC(R):森林管理協議会)は、責任ある森林管理を世界に広めることを目的とする国際的な非営利団体です。FSC(R)では、森林に住む生き物を守りながら手を入れる、ずっと森林を使っていけるように考えながら木をきる、森林に関わるすべての人々を守る、といったチェック項目を作っています。
これらは大きな10のグループに分けられ、項目は70にも上ります。これらを満たした森林は、適切な管理を行っている森林であると認められます。

FSC(R)認証は、林業関係者、森林に由来する製品を製造・販売する企業、消費者が一緒になって森を守る制度です。FSC(R)の定めた基準をもとに、適切に管理されていると認められた森林から生産された木材や回収材等の責任をもって調達された原材料から生産された製品に、FSC(R)ラベルを付けることができます。

FSC(R)認証は多くの人々から支持を集め、世界で最も信頼度の高い森林認証として知られています。

  • リリース記念イベントの開催


今回本ポータルサイトのリリースを記念して、FSC(R) Japanと共催で、FSC(R)認証に関する勉強会セミナーを開催することになりました。

第1回は、4/13(水)19時~宮城県南三陸町で林業を営む、株式会社佐久の十二代目佐藤太一様をお招きし、弊社代表浅野との対談企画を予定しております。

日時 :2022年4月13日(水)19時~
ゲスト:株式会社佐久 十二代目 佐藤太一様
    http://yamasagozain.com/story01.php
場所 :オフライン 森未来オフィス(港区芝5-27-6)
    オンライン ZOOM

限定のオフラインチケットと一般観覧のオンラインチケットをそれぞれご用意する予定です。
詳細につきましては、3月下旬公開予定のイベントページをお待ちください。

  • 株式会社森未来代表取締役 浅野 純平コメント


当社のお客様からもサステナブルな木材を提案してほしいという依頼が増えてきました。
そのたびにFSC(R)認証材を提案しようと思うのですが、FSC(R)認証材の調達が出来ず、ご提案出来ずにおりました。

FSC(R)の課題は、
・利用者である設計関係の方に、認知が広まっていないこと
COCのチェーンをつなぐ情報が集約されていないこと
だと思っております。

当社では加工業者など、サイトに掲載していない認証取得者の情報も整備しており、本ポータルサイトをきっかけに、FSC(R)認証の認知が広まり、様々な建築や家具に利用が広まってくることを期待します。

  • FSC(R)ジャパン マーケティング&広報担当 河野絵美佳コメント


木材は、それ自体に二酸化炭素を貯蔵でき、鉄やコンクリート等の他の素材と比べて、製造や加工時に排出する二酸化炭素が少ないことから、建築や内装等に利用することで、気候変動対策にも貢献できる素晴らしい素材です。
しかしながら、世界の森林は減少し続けており、現在豊かな森林に恵まれている日本においても、盗伐や伐採後の再造林がなされない等、持続可能とは言えない森林経営の実態が近年明らかになっています。
FSC(R)認証は、森を守りながら木材を利用するための制度です。

FSC(R)認証製品を選んで購入することで、認証された森林資源への需要が高まり、適切に管理された森林の拡大につながります。
本ポータルサイトを通じて、「eTREE」を利用される設計関係の皆様に、FSC(R)認証について関心をお持ちいただき、まずは一部だけでも、FSC(R)認証の製品を選んでいただければ幸いです。

持続可能な木材調達のツールとして、FSC(R)認証が活用されることを願っています。

  • 【株式会社森未来について】

名称:株式会社森未来
代表者:代表取締役 浅野 純平
設立年月日:2016年4月
所在地:〒108-0014 東京都港区芝5-27-6 泉田町ビル6F
認証取得年月日:2020年2月24日
ライセンスコード:FSC-C155022
事業内容:「Sustainable Forest」をミッションに、森林、林業、木材に関するITビジネスを展開。
▶︎コーポレートサイト:https://shin-mirai.co.jp/
▶︎BtoB向け木材プラットフォーム「eTREE」: https://www.etree.jp/

配信元企業:株式会社森未来

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