広瀬すず松坂桃李がダブル主演を務め、2020年本屋大賞を受賞した凪良ゆうの同名ベストセラー小説を映画化した『流浪の月』(5月13日公開)。本作より場面写真が一挙公開された。

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本作は15年前に起きた誘拐事件の被害女児と加害者の再会を描く人間ドラマ。監督は『フラガール』(06)や『怒り』(16)の李相日監督が手掛けている。雨の夕方の公園で、19歳の大学生の佐伯文(松坂桃李)は10歳の家内更紗(広瀬すず)と出会う。引き取られている伯母の家に帰りたがらない更紗の意を汲み、2人は文の家で2ヵ月過ごすが、文は更紗を誘拐した罪で逮捕されてしまう。15年後、誰にも打ち明けられない秘密を抱えたまま生きてきた2人は再会をはたすが、更紗には婚約者の亮(横浜流星)が、文にもかたわらに谷あゆみ(多部未華子)という女性がいた…。

このたび解禁された13枚の場面写真には、更紗、文、亮、あゆみに加えて、更紗の同僚でシングルマザーの安西(趣里)、更紗のバイト先の店長(三浦貴大)、10歳時の更紗(白鳥玉季)、文の母親の佐伯音葉(内田也哉子)、更紗が訪れるアンティークショップ店主の阿方(柄本明)の姿も登場。大切なはずの人の横で笑顔がぎこちない更紗や口を固く結び不穏な表情を浮かべる文をはじめ、どの人物の表情にも緊張が見え隠れしている。

動きだした”許されないふたり”の運命の行方が一体どうなっていくのか、待ち受けているであろう物語の衝撃に期待が高まる。

文/入江奈々

TVドラマ化「美しい彼」も大反響を読んだ凪良ゆう原作小説を映画化/[c]2022「流浪の月」製作委員会