5月6日(金)公開の映画『死刑にいたる病』から、本予告編とポスタービジュアルが解禁された。

『死刑にいたる病』は、2012年に『ホーンテッド・キャンパス』で日本ホラー小説大賞・読者賞を受賞してデビューし、同年に『赤と白』(集英社文庫)で小説すばる新人賞を受賞した櫛木理宇氏の小説。『チェインドッグ』のタイトル初版が発売され、文庫化に合わせて『死刑にいたる病』に改題された作品だ。初の映画化でメガホンをとるのは、『彼女がその名を知らない鳥たち』、『凪待ち』、『孤狼の血』シリーズなどの白石和彌監督。脚本は、白石監督とは初タッグとなる高田亮氏(『そこのみにて光り輝く』『オーバーフェンス』)が手がける。

物語は、鬱屈した日々を送る大学生・雅也の元に、ある日1通の手紙が届いたことから始まる。その手紙は、24件の殺人容疑で逮捕され、そのうち9件で立件・起訴され、死刑判決を受けた連続殺人鬼・榛村からのもの。榛村は犯行当時にパン屋を営んでおり、地元の中学生だった雅也もよくそこに通っていたのだ。「罪は認めるが、最後の事件は冤罪だ。犯人は他にいることを証明してほしい」との榛村の願いを聞き入れ、雅也は事件を独自に調べ始める。

本作では、阿部サダヲが連続殺人鬼・榛村、岡田健史が榛村の元に通い事件の真相に迫ろうとする雅也をそれぞれ演じ、W主演。また、岩田剛典(EXILE三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)が雅也の行く先々に現われる謎の男・金山一輝役、中山美穂が雅也の母・衿子役で出演している。

 
 

解禁された本予告では、大学生・雅也(岡田健史)が、24人の若者を殺した連続殺人鬼・榛村(阿部サダヲ)からの“1件の冤罪証明”の依頼を受け、事件の謎に翻弄されていく様子が描かれている。映像では、周囲の人々の証言により、人当たりの良さで出会う者を次々と魅了してきた榛村の姿が明らかに。そんな彼が主張する“冤罪”の真相に迫ろうと奔走するうち、雅也の中で何かが変わり始めていく。調査を進めていく中で浮かびあがる謎の人物や、土砂降りの雨の中を引きずられていく女性の叫び声のほか、榛村の「こっち側に来たら、もう戻れないよ」という意味深な言葉など、雅也を揺さぶる様々な要素が収められている。

『死刑にいたる病』は5月6日(金)全国公開。