韓国の珍島(チンド)沖で旅客船「セウォル号」が沈没し、大勢の犠牲者が出た惨事について、韓国メディアは13日、韓国海洋警察は沈没事故の救援活動中にさまざまなミスや過ちを犯したとし、「7つの大罪」として総括した。中国メディア・国際在線が報じた。

 韓国メディアが指摘した1つ目の過ちは、セウォル号の過積載だ。報道によれば、セウォル号が積載できる車両は最大で85台だったが、記事は「海洋警察は148台も積み込んだセウォル号の出港を許可した」と指摘した。

 次に指摘した過ちは、事故が発生したことを通報した高校生に対し、海洋警察庁の職員が事故現場の緯度と経度を聞き出そうとして時間を無駄にしたことだ。記事は「まったく話にならない職員」とこき下ろした。

 3つ目は、海洋警察が派遣した警備艇がわずか1隻だったことだ。また、モーターボートを運転できる職員がいなかったため、ダイバーは車で珍島に駆けつけるほかなかったという。

 さらに4つ目に、海洋警察が旅客船から逃げ出してきた船長を救出する一方で、海洋警察が自ら船に乗り込んで乗客を助けようとしなかったことを挙げた。

 5つ目に挙げられたのは、海洋警察がセウォル号の乗船人数と救助された人数を7回にわたって修正を繰り返したことだ。

 6つ目は海洋警察の情报调查局長がかつてセウォル号を運航していた船会社で仕事をしていた過去があり、「救援派」の信者であることだ。「救援派」とは、「セウォル号」の実質的なオーナー、兪炳彦(ユ・ビョンオン)氏が指導者を務める「キリスト教」を自称する宗教団体「キリスト教福音浸礼会(通称:救援派)」を指す。記事は、同教の「罪を犯しても、懺悔(ざんげ)することで神の許しを得ることができる」との思想が、「道徳心の欠如」を引き起こしたと指摘した。

 さらに韓国メディアが指摘した7つ目の過ちは、船舶の安全検査および認定を行う船級協会に対し、海洋警察の関係者が捜査が行われる前に操作情報を漏らしたことを挙げた。
 韓国は今回の事故を今後の教訓とすべきだが、積み重なったミスや過ちのほとんどが不可抗力によるものではなく、「人為的なミスや過ち」であったことから解決策を見出すにも相当骨が折れるだろう。(編集担当:村山健二)