明治安田生命J1リーグ第5節が18日に行われ、横浜F・マリノスサガン鳥栖が対戦した。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響で、他チームより2試合消化の多い横浜FMは勝ち点「11」で現在2位。勝利すれば暫定ながら首位浮上となる。一方の鳥栖は、前節浦和レッズに勝利し、今シーズンのリーグ戦初勝利を掴んだばかり。今節は連勝を目指してニッパツ三ツ沢球技場に乗り込んだ。

 最初のチャンスは横浜FM。5分、マルコス・ジュニオールがペナルティーエリアの左でボールを保持し、マイナスのクロスを供給。受けたアンデルソン・ロペスが右足シュートを放つも、古巣対戦のGKパク・イルギュがキャッチ。16分にも小池裕太のフリーキックを、大卒ルーキーの角田涼太朗が頭で合わせるが、わずかに枠の上へ外れた。23分にも、FKの流れから喜田拓也が強烈なミドルシュートを放つが、GKパク・イルギュが触り、クロスバーにヒットした。

 28分には鳥栖。田代雅也のフィードから宮代大聖が抜け出すと、ペナルティーエリア内で相手DFに倒される。しかし、その前に宮代のオフサイドを取られ、PK獲得とはならなかった。34分にはペナルティーエリア手前の右でフリーキックを得ると、堀米勇輝が直接狙う。枠を捉えるが、こちらも古巣対戦GK高丘陽平のセーブに阻まれた。45分、岩崎悠人が遠目からミドルシュートを放つ。際どいシュートだったが、枠の左に外れた。

 前半はこのまま終了し、0-0で折り返した。

 後半最初も横浜FMにチャンス。57分にエウベルがペナルティーエリア手前にパスを出すと、A・ロペスが落とし最後は小池龍太がシュートを放つが枠に行かず。

 両チームとも難しいピッチコンディションに苦しむ中、81分鳥栖にチャンス。FKの流れから、途中出場の垣田裕樹が触りに行くも、わずかに届かず。直後には横浜FMが相手GKパク・イルギュのクリアボールを拾い、最後は交代で出てきたレオ・セアラがシュートするものの決まらない。88分にも相手DFが処理を誤ったところをレオ・セアラが狙うも、シュートは枠を捉えられず。

 最後は途中出場、横浜FMの永戸勝也がFKを放ったところで試合終了。大粒の雨が降る中での一戦はスコアレスドローに終わった。

 次節、横浜FMはホームでFC東京と対戦。一方の鳥栖はアウェイで福岡と対戦する。

【スコア】
横浜FM 0-0 鳥栖

横浜FMと鳥栖が対戦した [写真]=金田慎平