河野太郎

自民党河野太郎広報本部長が19日、自身の公式ツイッターを更新。先日の地震の影響による新型コロナウイルスワクチン廃棄のニュースに、無念な気持ちを吐露した。


■各地でワクチンが廃棄に

福島県沖を震源とする16日深夜の地震で、首都圏で大規模な停電が発生。この停電により、東京都内各地の自治体では、冷蔵庫で保管していた新型コロナウイルスワクチンの廃棄が相次いだ。

江東区では集団接種会場6ヶ所のうち2ヶ所が約2時間にわたって停電。17日の接種で使う予定だった744回分のワクチンが廃棄に。

文京区でも、クリニック計21ヶ所で停電。冷蔵保管していたファイザー製と米モデルナ製のワクチンがすべて廃棄になった。豊島区でも、個別接種を担うクリニック1ヶ所で停電が確認され、冷蔵庫で保管していたファイザー製のワクチン12回分が廃棄されたという。


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■「最初にやったのに」

このニュースを受け、河野氏は「停電対策、最初にやったのに」とコメント。

河野氏が事前に行っていた停電対策について、「非常用のバックアップがないところには停電しても一定時間温度を維持できる保冷剤を送ったり、自動車のソケットで使える冷凍庫もあったり」と説明したが、廃棄となってしまったことに無念の様子をつづった。


■「もったいないですね」

この投稿にユーザーからは「停電対策は最初の頃に懸命にされていましたね。それが今何ヶ所かで廃棄される事態になっているというのはもったいない」という声、とくに「ワクチンとてももったいないですね」という声が多数寄せられた。

ほかにも、「みんな寝てる時間帯ですから。地震で何かが壊れたり使えなくなるのは、地震規模から考えたら許容範囲内かと」「残念ですが、停電は深夜でしたし。方法はあっても対応する人員がいなかったのでしょう」といったコメントも届いていた。

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(文/Sirabee 編集部・マツノミユ

河野太郎氏、地震による大規模停電でワクチン廃棄に無念 「最初にやったのに」