WOWOW オリジナルドラマ 今どきの若いモンは」(毎週土曜夜10:30、WOWOWプライム※4月9日スタート、全8話)完成報告会が3月20日に都内で開催され、主演の反町隆史が、共演者の福原遥と中村海人(Travis Japan/ジャニーズJr.)、山田能龍監督と共に登壇した。

【写真を見る】福原遥と「やたらに目が合うなって(笑)」と明かした反町隆史は照れ笑い

第1話がTwitterで25万いいねを超える吉谷光平の人気コミック「今どきの若いモンは」を映像化した同ドラマ。反町が「今どきの若いモンは」が口ぐせの“究極の上司”三ツ橋商事営業部の課長・石沢一を演じる他、福原が石沢の部下として配属された“真っすぐすぎる”新入社員・麦田歩を、中村が麦田の指導係として張り切る若手エース・舟木俊を演じる。

■「相棒」と同じ時期に撮影

反町は「この作品を撮ったのは去年の6月ごろで、実は『相棒』(毎週水曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)をやりながらの撮影だったので、監督からの演技指導もあったりしながら、『ああしたい』とか言いながら楽しんで臨めました」と撮影時を振り返った。

演じる石沢課長が他の上司と違うところを聞かれると、「石沢は、自分の過去の失敗から学んだことで、部下の気持ちに立って話をしたり、接したりするようになったんです。会社の中ではどうしても上から目線だったり、会社の立場として言わなければいけなくなる時があると思うんですけど、相手の目線に立ってしゃべることができるのが石沢かなって思っています」と返答。

「過去回もあるんですけど、すごく好きです。いい話というか、ジーンとするところがあるので、ぜひ楽しんでください」と、石沢の過去をフィーチャーしたエピソードがあることを明かした。

■言ってくれればいいのに(笑)

話が終わったところで、質問をしているMCにずっと背を向けて話していたことに気付いた反町。「ごめんなさい、そっちにいたんですね! ここ(アクリル板)に反射していているんですよ。だから、ずっとこっちにいると思ってた。言ってくれればいいのに(笑)。(福原と)やたらに目が合うなって思っていて、“うんうん”ってうなずいてくれてたし」と照れ笑い。

その“やたら目が合った”福原も「すいません! (自分の後ろにいる)監督にしゃべっているのかと思っていました(笑)」と笑い、会場の中がさらに和やかになった。

■“世代が一緒”萩原聖人からメッセージ

完成報告会の中で、共演者からのメッセージが届けられるというサプライズも。

反町には、石沢の同期で熱血漢の部長・風間宏役の萩原聖人から「ドラマ業界のある時代を一緒に生きてきた同志のように感じています。でも、お会いするのは初めてで、普段緊張しない僕もすごく緊張しました。出会うべくして出会ったタイミングでの初共演がうれしかったです」というメッセージが送られた。

それに対して、反町は「実は昔から結構好きなんですよね。芝居にリアリティーがあるというか。僕も同じ気持ちです。会うのは初めてですけど、世代が一緒で、仲間の役でもあったので、それがちょっといいなぁって感じていました」とうれしい気持ちを示した。

■娘にも「あんまり頑張りすぎるなよ」

そして、Twitterで募集した“言ってほしいせりふ”を生披露。石沢課長に言ってほしい一言に選ばれたのは「(ったく)今どきの若いモンは、あんまり頑張りすぎるなよ」だった。ビシッと披露した後、「すんごい恥ずかしい(笑)。(目の前にいるのが)ファンの方じゃなくて記者の方ですからね(笑)」と、またまた照れ笑い。

しかし、「“頑張れよ”っていうのはよく言うと思うんですけど、“頑張りすぎるな”というのはいい状態を自分でコントロールして長く保てよということでもあると思うので、僕も自分の娘には『あんまり頑張りすぎんなよ』って言います。プレッシャーにならないですし、いい言葉ですよね」と選ばれたせりふについての自身の考えを語った。

最後は、反町が「僕たちは現場で、原作を超えられるように、熱くみんなで話し合いながら、葛藤しながら作品を作ったつもりです。一人でも多くの方に見ていただけたらと思いますのでよろしく願いします」というメッセージで締めくくった。

◆取材・文=田中隆信

「WOWOW オリジナルドラマ 今どきの若いモンは」完成報告会に登壇した中村海人、反町隆史、福原遥(写真左から)/ 撮影:田中隆信