ミスiD2022卒業式」が3月21日に都内で行われ、各賞の受賞者を発表。イベント後に行われた会見で、受賞者たちがコメントした。

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ミスiD」は、玉城ティナ、蒼波純、菅本裕子、十味らを輩出した多様性オーディションで、10回目を迎えた今年のキャッチコピーは「わたしの魔法は負けない」。

今年を代表する11人に贈られる「アメイジング ミスiD2022」に、蒼咲はるかさん、あめのさん、Ayumiさん、瑛依さん、オオハラさん、金井球さん、胡桃沢はなさん、雫瀬永紡さん、muteさん、みうさん、吉志柚香さんが選ばれ、その中から金井さんがグランプリを獲得した。

イベント終了後、グランプリの金井さん、「アメイジング ミスiD」受賞者(みうさん、雫瀬さんは欠席)、超特別賞の飴さんが会見を行った。

蒼咲さんは「ミスコンに応募するのはこれが初めてで、まさかこんなすてきな賞に選んでいただけるとは夢にも思ってなくて、本当にうれしく思っております。ありがとうございます」と喜びを伝えた。

胡桃沢さんは「私事ではありますが昨日、母の誕生日でした。最高のプレゼントを持って帰れるのですごくうれしいです」と、支えてくれた母親への感謝の気持ちを示した。

muteは「多様性をもって見せられて、この賞をもらえて超うれしいです」とクールにあいさつを。瑛依は「これからも、自分にできそうなこと、できなさそうなことを全部やっていって、何でも屋さんになって天才に勝とうと思います」と新たな決意を表明。

超特別賞の12歳の飴さんは、クリエイターズラボ賞も受賞。「賞を取れたらうれしいぐらいでいたんですけど、良い賞を2個もらえてメッチャうれしいです。これをきっかけに、もっといろんなことをやってみたいです」と意欲を見せた。

グランプリの金井さんは「ラフな服装で何らか賞をもらって帰ったら格好良いなと思って、くだけた服を着てきたんですけど、まさかグランプリをもらえるとは思ってなくて。だったらもっとかわいい服で来れば良かったなって思ってます(笑)」とちょっと反省。

賞を獲得したことで自信がついたという人も多いようで、胡桃沢さんは「トゥシューズで踊るバレエアイドルってあんまりいないと思うんです。私は、バレエを通してたくさんの方にハッピーになってもらいたいです。今、平和じゃない世界になってきていますけど、一人でも多くの人に笑顔が届けられるバレエアイドルを目指します」と力強く思いを語った。

20歳でファッションデザイナーをしながらファッション誌の編集者としても働いているAyumiさんは、“益若つばさ賞”も受賞。「デザイナーが父の夢でもあったんですけど、自分のブランドのファッションショーをやって、そのショーの最前に父親を座らせたいと思います」と夢を明かした。

他にも、瑛依さんは「作詞、作曲と編曲が今一番好きなことで、歌と踊りも人並みにはできるので、自分の作った曲を採用してくれるアイドルグループでアイドルをやりたいです」と、オオハラさんは「自分の中で『こういうことができたらいいな』と思っているのは、映画に出ること。お芝居の経験ができればいいなと思っています」と、それぞれの夢や目標を語った。

金井さんは春から美容室でアシスタントとして働くことが決まっている。「ここから2、3年ぐらいはアシスタントをして経験を積まないといけないんです。お客さんがつくようになったら、『ミスiDの店』という名前の美容室を必ず実現します。5年で!」と大きな夢を掲げつつ、「お笑いが好きなので、(選考委員を務めた)佐久間(宣行)さんの力を借りて『ゴッドタン』に出たいです」という密かな夢も明かした。

◆取材・文=田中隆信

「アメイジング ミスiD2022」に選ばれた9人(二人欠席)と超特別賞の飴さん(写真前列左端)/ 撮影:田中隆信