乃木坂46齋藤飛鳥が20日放送の『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系/毎週日曜23時)に出演。秋元康が書いた詞に驚いたことを明かした。

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 この日は、特集「改めて作詞家・秋元康のスゴさとは何か? 〜その謎と答え合わせ〜」を放送。秋元のアンケート回答をもとにトークが展開した。

 「歌い手のキャラクターをどう意識して作詞をしていますか?」という質問に秋元は「『誰が歌うのか?』を一番重視しています。『誰の口が発する言葉なのか?』『誰が語る物語なのか?』というのが一番大きいですね」と回答。「川の流れのように」を美空ひばりが歌う説得力などを挙げながら「欅坂46サイレントマジョリティー』の『大人たちに支配されるな』という歌詞。これも秋元康のメッセージではないんです」と明かした。

 秋元は欅坂46(現・櫻坂46)について「オーディションの時に暗いし、無愛想だし、本当に笑顔がなく…」と打ち明け「『この子たちは大人を警戒している』『大人に反発している』そういう背景を感じ取って生まれた言葉なんです」と歌詞が生まれた背景を語った。

 乃木坂46の楽曲「君の名は希望」に関しては、曲のデモを聴いたときに「これを僕は求めていたんだ」と感じたと告白。乃木坂46のこれからの方向性を決めるような歌を作りたいという思いがあったことを明かし「乃木坂46の子たちと話したりしていると、もともと本当に自信のない子たちで、友達ともあまり上手くいってないような、引きこもりだったり、過去にはいじめられたこともあるような、そんな子たちだったんです。そんな彼女たちが、優等生でも人気者でもなかったけど、今は輝いていると歌うから説得力があるんです」と説明した。

 また、秋元は「プロデュースとは0を1にするようなこと、無色なものに色を付けることがプロデュースだと思うかもしれませんが、無色なものには色は付けられないんです、特にアイドルは」とコメント。「メンバーを見て、そこに0.1を見つけるんですよね。つまり既にあるもの、持っているものを歌詞にしているのかもしれないです」と語った。

 齋藤は「秋元さんの抱えてる子たちってとにかく多いじゃないですか」といい「私自身も、ソロの曲とかをいただいたときに、まだ全然しゃべったことないのに、全部私のことが書いてあったり。どうやって理解しているのかが、私たちも全然わからないですね」と告白。

 村上信五が「作詞があがってきたときに『すごく理解してくれてるんだ』っていう安心感は生まれるわけですか?」と尋ねると、齋藤は「もう怖いですね。本当に」と答えていた。

乃木坂46・齋藤飛鳥  クランクイン!