運用型テレビCMサービスを運営する、ラクスルグループのノバセル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:田部正樹、以下ノバセル)は、2020年12月に運用型テレビCMサービス領域で業務提携を基本合意、2021年6月に本契約を締結した株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ(本社:東京都港区、代表取締役社長:大山 俊哉、以下:ADK MS)との取引において、業務提携以降の2社共同で運用・分析した累計テレビCM放映費(※1)が100億円を突破したことをお知らせいたします。

  • リリースの背景


 2020年に端を発した新型コロナウィルス感染拡大の影響で、日本の宣伝広告費は減少傾向が続いています。日経広告研究所「有力企業の広告宣伝費 2021年版」によると、非上場の大手企業を含む3285社(親子上場の子会社を除く。同費用開示企業は790社)の連結決算ベースの広告宣伝費は4兆4499億円と、19年度比で13.2%減少しました。その一方、2020年から弊社「ノバセル」を筆頭に、運用型テレビCMを提供するサービスが数多く登場し、本格的に市場が創出されています。

日本の総広告費のうち、テレビメディア広告費(地上波テレビ+衛星メディア関連)の市場規模は1兆6,559億円(※2)であり、そのうち運用型テレビCMの比率は未だ一部である状況です。他方で、長引くコロナ禍によって企業内における宣伝広告費に対する費用対効果への厳しい判断は続いており、そのようなことを背景に効果に応じて柔軟に出稿をコントロール可能な「運用型テレビCM」の市場成長が見込まれています。

「ノバセル」は、運用型テレビCMの成長期待を背景に、先んじて2020年12月にADK MSとの間で業務提携を基本合意。その後2021年6月に本契約を締結し、両社の強みを生かして運用型テレビCM市場をけん引してきました。業務提携以降の2社共同で運用・分析した累計CM放映費が100億円超となり、利用ユーザー拡大と各社へのテレビCMを通じたマーケティング支援を実現しています。今後も、多くの企業に成果につながるCM出稿を提案し、「ノバセル」が掲げる『マーケティングの民主化』を推進してまいります。

(※1)2020年12月1日業務提携基本合意からノバセルアナリティクスを活用したテレビCMキャンペーンのADK MSおよびノバセル社合計の取扱総額
(※2)出典:2021年2月25日電通グループ発表 調査レポート「2020年 日本の広告費」より

  • 今後の展望について


・株式会社ADKマーケティング・ソリューションズ
事業役員メディア&ソリューション統括代理 望月 謙司氏


ADK MSはノバセルと提携以降、『ノバセルアナリティクス』を活用したテレビCM運用をクライアント企業様に積極的に提供してまいりました。既に膨大なテレビ出稿実績をお持ちの大手ナショナルクライアント様から、ローカルに強みを持ちながらもこれまでテレビ出稿をしたことが無かった地元企業様まで、様々な企業様にご活用いただき、分析総額の累計が100億円を突破するに至りました。

導入企業様の大多数が、1.これまで見えづらかったテレビCMの効果が可視化され分析が可能であること、2.その分析に基づく放映素材の変更などの短期的なアクションが可能であること、3.エリア選定や出稿時間帯の決定において次回出稿時のプランニングの根拠となることなど、様々な面でご満足いただいております。今後もADK MSとノバセルのそれぞれの強みを掛け合わせ、あらゆるクライアント企業様のマーケティング活動に貢献できるよう努めてまいります。

・ノバセル株式会社
 代表取締役社長/ラクスル株式会社取締役CMO 田部 正樹


ADK MSとの提携1年半で累計放映額100億を突破することができました。ノバセルは運用型テレビCMという市場を開拓しようとしてきました。それはデータをベースとし、ビジネスインパクトを可視化することでWEBマーケティングのようにPDCAを回し続けるという新たなマーケティング手法です。事業会社(ラクスル)発の戦略や運用力、そしてノバセルアナリティクスとADK MSのメディアバイイングやオンオフ統合プランニングを掛け合わせることで、大手ナショナルクライアント様から、初めてのテレビCMまで「事業成長」という広告の本質価値提供ができたことを嬉しく思います。cookieレス時代に求められるのはデジタルとマスの分断ではなく、それぞれのチャネルの良いところを融合させることでどんなお客様の課題にも解決できるソリューションであると考えます。今後もマーケティングの民主化を推進して参ります。

  • 株式会社ADKマーケティング・ソリューションズについて


株式会社ADKマーケティング・ソリューションズは、クライアント企業のあらゆる課題に向き合い、コミュニケーションを中心としたマーケティング領域における総合的なソリューションを提供します。また、マーケティングデータを活用したデジタルおよびマスメディアのプランニング・バイイング、データドリブンマーケティング等を行っています。https://www.adkms.jp/


「ノバセル」は、独自の広告手法とクラウド型テレビCM効果測定ツールの活用により「運用型テレビCM」を提供しています。企画・制作・放映・分析まで一気通貫して行い、効果分析ツール「ノバセルアナリティクス」を活用することで、従来、難しいとされていたテレビCMの広告効果測定可能にし、広告投資の最適化を通して、企業の成長を実現しています。デジタルマーケティング領域、クリエイティブ領域、ファイナンス領域におけるパートナー提携等を通じて、企業の事業成長を最大限に伸ばすサポートを今後も行ってまいります。

・会社概要:
社名:ノバセル株式会社
所在地:東京都品川区上大崎二丁目 24 番9号
代表取締役社長: 田部 正樹
事業内容:テレビ CM 広告のプラットフォーム 「ノバセル」の運営
設立年月日:2022年2月1日
株主および持ち株比率:ラクスル株式会社100%
サイト: https://novasell.com/

  • クラウド型テレビCM効果測定ツール「ノバセルアナリティクス」について


1)リアルタイムに効果を可視化
CM放映後、「ノバセルアナリティクス」のダッシュボード上でリアルタイムで放映効果を確認することが可能です。効果指標においても、サイト訪問数・顧客獲得数・CPAなどの指標で把握することができ、より正しい投資判断を行うことが可能です。

2)番組・クリエイティブ・放映エリアごとの効果測定が可能
番組・クリエイティブ・放映エリアごとの効果を細かく測定することが可能です。そのため、最適なクリエイティブ×番組×エリアの組み合わせが分かり、効果の高いものに集中して投資するなど、広告投資効率をより高めることができます。

・利用に関するお問い合わせ:https://novasell.com/documents/document-analytics


「仕組みを変えれば、世界はもっと良くなる」という企業ビジョンのもと、印刷や物流、広告といったデジタル化が進んでいない伝統的な産業にインターネットを持ち込み、産業構造を変えることで、より良い世界にすることを目指します。現在ではネット印刷・集客支援のプラットフォーム「ラクスル」、物流プラットフォーム「ハコベル」、広告のプラットフォーム「ノバセル」を提供するノバセル株式会社、コーポレートITの「ジョーシス」のサービスを提供するジョーシス株式会社を運営しております。(URL:https://corp.raksul.com/

ラクスルが取り組む"産業DX"】
私たちは、シェアリングプラットフォームによる取引の効率化、ソフトウェア(SaaS)による業務の効率化、それらに基づく付加価値サービスの3つを統合したプラットフォームの構築により、バーティカルに各産業の課題を解決し生産性・収益性の高い業界に変革していきます。ラクスル株式会社は産業変革者として、デジタル化が進んでいない伝統的な産業に対して、統合バーティカルプラットフォームを通じてDXを推進し、世界をより良いものにしていきます。


配信元企業:ラクスル株式会社

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