30日夜7時から、TBSでは『テレビ史を揺るがせた100の重大ニュース』が放送される。
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■「ニュース番組の生中継」
同番組には、総合司会として恵俊彰、キャスターに膳場貴子アナウンサー、国山ハセンアナウンサーが出演。ゲストは黒柳徹子、石原良純、溝端淳平、ホラン千秋、朝日奈央、埼玉県警捜査一課・元刑事の佐々木成三氏だ。
第8弾の今回は、「ニュース番組の生中継」がテーマ。番組では、2000年以降でもっとも印象に残った「ニュースの生中継」について、1万人にインターネットでのアンケート調査を実施。100位から1位までを発表していく。
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■舞台裏や真相、当事者のその後
1万人が選んだ「100の重大ニュース」は、この20年間の世の中の動きがよくわかるラインアップになっている。一緒に見ている誰かと思わず当時について話し込んでしまうような、「記憶に残る生中継」ばかりで世代を超えて楽しめる内容だ。
また、なぜテレビはその衝撃の瞬間を生中継できたのか、今だから語れる生中継の裏のストーリー、その「生中継」で世界はどう変わったのかなど…。驚きの舞台裏や真相、当事者のその後について徹底取材。ときに再現ドラマを交えながら「生中継」の真髄に迫る。
■雅子さまパレード、令和改元の秘話
2019年11月、秋晴れのもと行われた天皇陛下の即位パレード。完全生中継された4.6キロの中で多くの人の記憶に残ったのは、皇后雅子さまが目元に手を添えたシーンだった。
時代の転換を印象づけた涙の瞬間だったが、実はそれは“カメラマン泣かせ”と言われた難所で撮られたもの。果たしてカメラマンが撮影のためにとったある秘策とは…。雅子さまパレードの涙“生中継”の秘話が明かされる。
日本中が固唾を飲んで“生中継”を見守った新元号の発表。「令和」は、その瞬間まで決して外部に知られてはならない“最高機密”だった。
水も漏らさぬ態勢でことを進めていた政府だったが、思わぬトラブルに。秘された真実を知る関係者への徹底取材で、当時の状況をドラマで再現。「令和」改元の舞台裏に迫る。
■ゴーン被告の生中継
ほかにも、「ゴーン被告の姿を“生中継”せよ!」では、2019年3月、東京拘置所から保釈されることになったカルロス・ゴーン被告に迫る。
かつてのカリスマ経営者はいったいどんな表情で出てくるのか? その瞬間を“生中継”すべく、マスコミ各社は万全の態勢を敷く。ゴーン被告は、待ち受けるメディアの目を変装で欺き、気づいたときにはすでに車でその場を去っていた。
しかし“生中継”のカメラはしっかりとゴーン被告を探し出し、その姿をとらえていた…。前代未聞の「保釈劇」の舞台裏に迫る。
「熱海土石流 間一髪で逃れた男性が見た“予兆”」では、2021年7月、静岡県熱海市を襲った大規模な土石流災害に迫る。
数日後、上空を飛んだヘリが“生中継”で映し出したのは、濁流に飲み込まれた町だった。番組では当時の映像に映っていた土石流から間一髪で逃れる 熱海市消防本部の男性を取材。知られざる“予兆”について聞くことが出来た。
果たしてそのとき彼が目にし、耳にしたものとは…?
■なでしこW杯凱旋会見の生中継
「逃亡犯はどこへ? “生中継”で追った49日間の真相」では、2018年夏、大阪・富田林市の警察署からの1人の男の逃走に迫る。
警察の必死の捜索にもかかわらず、男の足取りは不明のまま。その逃亡期間は49日に及んだ。その間容疑者はどこで何をしていたのか、逃亡劇の終止符はどう打たれたのか。当時の“生中継”と取材に基づく緻密な再現ドラマにより、驚きの真相が浮かび上がる。
「なでしこのレジェンド澤穂希が語る W杯“生中継”会見の真実」では、2011年7月、東日本大震災の悲しみが続くなか日本中を勇気づけた「なでしこジャパン」のサッカー女子W杯優勝に迫る。
凱旋会見の“生中継”が映し出したチームの和気あいあいとした様子は、その人気に拍車をかけた。キャプテンとしてチームをけん引した澤穂希さんは、あのときどんな思いでいたのか? そして、あれから10年、いま視線の先にあるのは? 膳場キャスターがインタビュー。
■「感慨深かった」
同番組の放送に際し、総合司会の恵、ゲストの黒柳、石原、溝端、ホラン、朝日からコメントが届いている。
恵:『100の重大ニュース』第8弾、今回のテーマは「生中継」ですが、生中継の映像はやはり非常に力があると改めて思いました。
またホラン千秋さんや、国山ハセンくん、わたしが関わります『Nスタ』『ひるおび』『ゴゴスマ』『news23』など、TBS/JNNの生放送番組内での生中継映像が幅広く取り上げられていて、感慨深かったです。
黒柳:100もニュースがあって、改めてこんなにたくさんのことがあったんだな、と思いました。そのなかでも羽生結弦くんの金メダルがすごかったな、と思いました。
■「貴重で有意義な時間」
石原:生中継の迫力を感じさせる衝撃的な映像が出てきますが、世の中には予見できないことが起こる、そういうニュースから目を離してはいけないと思います。
テレビの世界で自分はそれを伝える身ですので、分かりやすく「伝える」という自分の役目、姿勢について改めて考えさせられました。
印象に残ったのは、2014年の広島の土砂災害から2018年の西日本豪雨に繋がっていく、気候変動に伴う一連の災害のニュースです。こういうことはきっとこれからも増えていくと思うので、ぜひご覧いただき、今後に生かしていただければと思います。
溝端:収録は4時間という長さにもかかわらず、20年分のニュースが圧縮されていて、あっという間でした。ふだんから生放送番組の最前線にいらっしゃる恵さん、石原良純さん、ホラン千秋さん、国山ハセンさんから現場ならではのお話もうかがうことができ、貴重で有意義な時間でした。
また明るいニュースや、悲しい事件などさまざま扱われていますが、そこから自分たちがどう教訓を得て、学んで、次に生かすか、その大切さについて再認識しました。
■「すごく印象的」
ホラン:今回は「生中継」がキーワードということで、視聴者の皆さんにとっても「この中継見たな」「心に残ってるな」という映像がたくさん出てくると思います。
普段私が『Nスタ』をお伝えしているスタジオには最新情報が入ってきますが、そのスタジオにも伝わってこない、生中継の現場だからこその発見がたくさんありました。ニュースの最前線で何が起きているのか、その裏側を紐解きます。ぜひご覧ください!
朝日:この20年の振り返りということで、悲しいニュース、うれしいニュース、さまざまあったのですが、印象的だったのは新元号が発表される直前のエピソードです。
「令和」が事前に漏れてしまわないように、政治家や関係者の方々が懸命に秘密を守ろうとした一部始終がつぶさに再現ドラマになっていて、他のニュースや報道番組では見られない、この番組だからこその見どころになっていてすごく印象的でした。
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