乃木坂46秋元真夏が、23日発売の「アップトゥボーイ Vol.313」(ワニブックス)にて同誌初のソロ表紙を飾る。今回は、同グループ1期生の特集号である同誌から、秋元真夏樋口日奈、和田まあやの誌面カットと、それぞれの同誌インタビューの抜粋が公開された。

【写真】乃木坂46・秋元真夏、テーマは「洗練されたあざとさ」 初のソロ表紙カットほか「アップトゥボーイ Vol.313」解禁ショット

 今号の発売日3月23日は、デビュー10周年を迎えたばかりの乃木坂46が29枚目シングル「Actually…」の発売日でもある。今作より5期生がグループに合流し、11年目に向けて走り出した乃木坂46。節目となるこのタイミングで「アップトゥボーイ」が意識したのは“原点回帰”。今こそ改めて向き合いたい、1期生の特集号としてお届けする。

 表紙を飾ったのは秋元真夏。過去約9年半、延べ250本以上の乃木坂46グラビアを撮り下ろしてきた同誌だが、乃木坂46をデビュー当時から追いかけていた訳ではなく、初めて乃木坂46の撮影を行うことができたのは4thシングル「制服のマネキン」のプロモーションタイミングから。記念すべき初めてのソログラビアは、休業復帰後いきなり八福神入りを果たした秋元真夏その人だった。彼女自身にとっても人生初ソログラビアだった「UTB+ Vol.11」の登場以降も幾度となく『アップトゥボーイ』のグラビアに出演してきてくれた彼女だが、3年半ぶりの登場にしてこれが「アップトゥボーイ」初ソロ表紙となる。

 節目の表紙を飾った彼女の20ページにわたる巻頭グラビアのテーマは「洗練されたあざとさ」。彼女の代名詞ともいえるオトナカワイイ魅力に、コケティッシュなアレンジがされたグラビアに仕上がった。またこれまでの10年、そしてこれからについて語ったインタビューは約5000字に渡るものに。1つ1つ言葉を選びながら、力強く語ってくれたインタビューも要注目だ。

 続いてのグラビアに登場するのは樋口日奈。これまで毎年のようにソログラビアを撮り続けさせてもらってきた彼女には今回、特殊なテーマは用意しなかった。敢えて言うならテーマは「24歳の樋口日奈」。“樋口日奈として生まれて来れてよかったなって心から思います”という彼女のありのままを写したくて、シンプルでストレートな撮影を敢行。彼女の心の奥底まで見えてくるような10ページのグラビアと、13歳から今までの歩みを振り返ったロングインタビュー。本誌では初めて、裏表紙も飾っている。

 そして1期生ソログラビアを締めくくったのは和田まあや。この御時勢、これまで当たり前のようにできていたことができなくなったりと、大変な思いをされている方も少なからずいらっしゃると思います。“アイドルにとって笑顔は最大のコンテンツ”、こんなときだからこそまあやの屈託のない笑顔が見たくなりました。久しぶりのソロ撮影を心から楽しんでくれたグラビアの最大の見どころは笑顔。彼女らしい魅力に満ち溢れた10ページ、是非注目して下さい。間近に迫ったアンダーライブについて”特別な魂がある”と語ったインタビューも必読です。

 今回は秋元真夏樋口日奈、和田まあやの誌面カットと、それぞれの同誌インタビューの抜粋が公開されている。

 「アップトゥボーイ Vol.313」はワニブックスより3月23日発売。価格は1300円(税込み)。

秋元真夏樋口日奈&和田まあやインタビュー抜粋】

秋元真夏乃木坂46)インタビュー抜粋】

――新曲「Actually…」は、乃木坂46にとっては新たな挑戦と言える曲かもしれません。

「確かに、聴いて頂いた方の中にはそういう風に感じた方もいらっしゃるかもしれません。(先月にデビュー10周年を記念して放送されたラジオ番組)『今日は一日“乃木坂46”三昧』でも秋元先生から“自分たちから乃木坂らしさを作らない方がいい”とアドバイス頂いたんですけど、その言葉を大切にして、挑戦していきたいと思っています」

――番組内で秋元康さんは“らしさというものが存在しないという意味ではなく、ライブでパフォーマンスしたりする中で結果として現れるもので、自分たちで意図して作っていくものではない”ともお話しされていました。

「自分たちで“乃木坂46ってこんなグループだよね”って考えることは、それ以外の可能性を否定するということにもつながってしまう気がしています。(中略)私自身、乃木坂46のことが大好きで、グループに貢献するために何をすべきかということを考えたとき、今のままでいいと思うのか、もっといろんなことに挑戦して乃木坂46というグループの幅をさらに拡げたいと考えるのか、冷静に考えたら後者だと思っていて。皆さんが好きでいて下さる乃木坂 46 らしさを大切にしないということではなく、これまでの乃木坂46という枠組みにとらわれ過ぎず、新たな試みにもトライしていきたいと思っているんです」

樋口日奈乃木坂46)インタビュー抜粋】

――自分に自信が付いた、そのきっかけになったことって何だったんですか?

「昨年出演したドラマ『教場 II』ですね。これまでも乃木坂46を離れて1人、外部の方々とお仕事する機会は頂いてきたんですけど、過去と比較しても比べ物にならないぐらい手ごたえもありましたし、このお仕事がきっかけで、自分の人生の中でも初めてぐらいの感じで髪を短くして、切ってみたらすごくしっくり来て。ビジュアルの面でも自分に自信がついたことで、いい意味でグループの中での役割についての折り合いもつけられたというか、迷いがなくなって」

――もう少し具体的に教えて頂けますか?

乃木坂46に限った話ではないんですけど、アイドルグループってどんどん新しいメンバーが入ってくるものじゃないですか。フレッシュさとかで後輩と張り合っても仕方がないし、そこで競うというよりはあえて一歩引いたところでサポートしたり、ときには汚れ役を買って出たり。当たり前のことなんですけど、以前の私は何をするにも自信がないから、“どんな場面でも負けちゃいけない!!”って自分を追い込んでいて」

――それは後輩と競い合うというより、自分の中で葛藤していたというか……。

「そうかもしれません。どんなことがあっても前向きでいたかったし、それは今でもそうです。過去の『アップトゥボーイ』さんのインタビューを今、自分で読み返してもその姿勢は貫けていたとは思います。でも、頑張っても頑張って光が見えなくて、しんどかったなぁって思う時期もありましたね。今は自分のことが好きですし、樋口日奈として生まれて来れてよかったなって心から思います」

【和田まあや(乃木坂46)インタビュー抜粋】

――今月末には今作29枚目シングルのアンダーメンバーによるアンダーライブも控えています。一緒にアンダーとして活動する3期生の向井(葉月)さんは、(中略)今アンダーメンバーとして活動しているパフォーマンスと、過去に自分がファンとして見ていたアンダーメンバーのパフォーマンスは少し違うようにも感じる、と話していました。

「メンバーも入れ替わっているので、同じにならないとは思うんですけど、葉月が言いたいことはわかる気がします。今はきれいにやりすぎているというか……。もっとがむしゃらな姿勢があってもいいのかもしれないです」

――それは、ずっとアンダーメンバーとして活動してきた身だからこそ、感じることなのかもしれませんね。

「うまく言えないけど“特別な魂”があるのがアンダーライブなんです。その魂をもっともっと燃やしたい。乃木坂46は11年目に入って、アンダーライブも恒例イベントのようになりつつあるけど、今が本当に重要なのかもしれない。自分の中ではアンダーライブって大切なものなので、今の“アンダーメンバーに足りないもの”を探していきたいと思います」

 ※インタビューの抜粋のため、一部文章を改変。

「アップトゥボーイ Vol.313」(ワニブックス)より乃木坂46・秋元真夏誌面カット