スッキリ感を追い求めて

 朝起床した時、前の日の睡眠に満足していますか?何とかして朝までぐっすり眠りたいですよね。ところが年を取れば夜間覚醒する頻度が増してきます。毎朝「前の晩はよく眠ったなぁ。スッキリした!」といった熟睡感を覚える妨げとなってしまいます。

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だから無駄な抵抗と思う時もあるけれど、自分用二度寝に入れる技を身に付けたいのです。

そこで良かれと思いながら、【寝返り&1:2呼吸法】をしばらく実践してみました。

・「寝返り」は改めて二度寝に入るために気分をリセットするため。

・「呼吸法」は高ぶった心理状態を生理的な動作(呼吸)を利用してリラックスした状態に持って行くためのメソッドバイオフィードバックの原理を応用できると思った。ヨガや瞑想など緊張感から解放させる施術の基本となる動作にちょっと工夫してみるのです。以前ハードなジョギングによる過剰な疲労が災いしたのか?、なかなか寝付けなくなった自分を救ってくれた技法です。

先ずは、めざめのあんばいと前の日の睡眠に対する満足度は如何許りなのか?起床した時の直感的な気分をチェックしてみる。めざめの気分は一日の始まりにはたいせつです。心身ともにスッキリしていると、その時の認知力に反映されるかも知れません。

そこで客観的な指標として認知トレーニングツールを用いて確かめてみました。

すると、上のグラフからも分かる通り、眠りの満足度が高いと認知度のスコアが平均値を上回っていることに気が付いた。寝返ってみたり長く息を吐くことは、それなりの深イイ眠りを自分のモノにできる技なのだろうと納得したのです。

誰にも効く熟睡の技法はなかなか見つからないかも知れない。だけど健康に良い効果をもたらしてくれる手段を使って、さらに健康維持・増進に励みたい。

今年で15年目を迎えるジョギング習慣を絶やすのはもったいない。それに運動,睡眠,認知力の関係に益々興味が湧いてきました。そこで有酸素運動と睡眠中の生理現象、そして覚醒後の認知力に与える影響について、もっと探ってみようと思いました。

[文:健康わくわくサイト]

※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

株式会社SOily 代表取締役 岡本 頼幸

岡本 頼幸

幼少時代から生命の不思議に取り付かれてきました。
生体の分化発生の不思議を研究 ~ 免疫検査を通しての患者様への想い ~ 医療・健康機器のユーザー様から頂いた奉仕の心・・・。
これらのことから医療・健康の大切さを、長年にわたって実感して参りました。
今、予防医療というポピュレーションストラテジーが重要になっています。
更に「競技スポーツ」に「健康スポーツ」という親しみ易い概念も取り入れようとしています。
みなさまが人生の目的を達成するために大切な、「健康」についてのトレヴィアをお届けしたいと思っています。
みなさまの目となり耳となりそして足となって得た豆知識を、私の経験を交えてできるだけ分かり易くお伝えできれば幸いです。

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