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きょう26日は、低気圧や前線の通過に伴い広く雨に。特に九州から東海にかけて雨脚が強まり、滝のような非常に激しい雨の降る所も。全国的に南風も強まる。

低気圧や前線 日本付近を通過

低気圧や前線に伴う雨雲が西から広がってきており、今朝は九州で雨脚が強まっています。鹿児島県屋久島町南部付近では6時30分までの1時間に120ミリ以上の猛烈な雨が降ったとみられ、記録的短時間大雨情報が発表されました。また、鳥取市で34.2m/sの最大瞬間風速(8時18分)を観測するなど、中国地方を中心に非常に強い風の吹いている所もあります。
日中は、活発な雨雲がさらに広がります。特に九州から東海では雨雲が発達しやすく、道路が冠水するほど激しく降る(1時間30ミリ以上)おそれも。局地的には、滝のような非常に激しい雨(1時間50ミリ以上)が降るでしょう。強い風のエリアも広がります。山陰や北陸をはじめ日本海側を中心に、風速20m/s(最大瞬間風速35m/s)と、看板が飛ばされるほどの非常に強い風の吹く所もありそうです。大雨や強風により、交通の乱れが大きくなることも考えられます。外出をする方は、交通情報を十分に確認し、時間に余裕を持った行動を心がけてください。
【各地の天気】
●沖縄:断続的に雨で、昼前後には局地的に雷を伴い雨脚が強まるでしょう。
●九州・四国:雨のピークは昼頃まででで、非常に激しく降る所がありそうです。
中国地方:夕方にかけて強弱を繰り返しながら雨が続くでしょう。
●近畿・東海:昼頃には全域で雨となり、夕方以降は太平洋沿岸の地域を中心に雨脚が強まります。激しく降る所もあるでしょう。
●関東甲信・北陸:こちらも昼頃には広く雨に。夜にかけて降ったりやんだりとなりそうです。
●東北:昼過ぎから断続的に雨となり、夜は北部ほど本降りになるでしょう。
北海道:夕方から天気が崩れます。降るものは、山沿いでも雪ではなく雨の所が多くなりそうです。

南風で気温上昇

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強い南風に乗って、暖かい空気が流れ込みます。
最高気温は全国的に平年より高いでしょう。沖縄は25℃前後、九州は20℃前後、中国・四国から関東にかけても広く15℃を超える予想。北陸は20℃を超える所があり、東北は15℃前後。北海道も10℃くらいの所が多くなるでしょう。
夕方以降も、気温があまり下がらない見込みです。
なお、雨や気温の上昇により、雪解けが一気に進みます。雪の多く残る地域では、ナダレや土砂災害の危険性がいっそう高まるでしょう。また、低い土地の浸水や、川の急な増水にも十分な注意が必要です。

26日(土) 活発な雨雲 西から広がる 局地的に滝のような雨 南風も強まり荒天に