26日、阪神競馬場で行われたG3・毎日杯は、ピースオブエイトが無傷の3連勝で重賞初制覇を飾った。1番人気に支持されたドゥラドーレスは、直線入口から進路を探しながら末脚を伸ばしたが、惜しくも3着に敗れた。

毎日杯、勝利ジョッキーコメント
1着 ピースオブエイト
藤岡佑介騎手
「調教では折り合いも良い馬だったんですけど、レースでは少しゲートが遅かったり、道中も少し力みが強くなると聞いていたので、どういう形で乗ろうかなとは思っていたんですけど、先生からも今日は馬場も考えて少し前目でというオーダーだったので逆らわずに乗りました。(直線は)並ばれたというか正直最後一ハロン過ぎで一度2着馬に前に出られているんですけど、そこからグッと歯を食いしばって、もう一回前に出てやろうっていう気持ちが馬にあったので、本当に馬の力に助けてもらったなという感じですね。まだまだ成長の余地を残している中で非常に素晴らしい動きをしてくれる馬ですし、色んな形で勝てているっていうのも良いと思うので、出世レースでもありますし非常に楽しみな馬だと思います。その辺(距離)は成長と共にだと思いますけど、色んな可能性を秘めた馬だと思いますね」

 レース結果、詳細は下記のとおり。

 26日、阪神競馬場で行われた11R・毎日杯(G3・3歳オープン・芝1800m)で4番人気、藤岡佑介騎乗、ピースオブエイト(牡3・栗東・奥村豊)が勝利した。3/4馬身差の2着にベジャール(牡3・美浦・田中博康)、3着に1番人気のドゥラドーレス(牡3・美浦・宮田敬介)が入った。勝ちタイムは1:47.5(稍重)。

 2番人気で福永祐一騎乗、リアド(牡3・栗東・友道康夫)は5着、3番人気で鮫島克駿騎乗、テンダンス(牡3・栗東・中竹和也)は7着敗退。

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ドゥラドーレスは3着敗退

 4番人気に支持された藤岡佑介騎乗、ピースオブエイトが無傷の3連勝を決めた。レースではダッシュ良くハナを奪い主導権を握った。淡々としたペースの逃げで直線でももうひと粘り。最後まで脚色衰えることなく力で押し切った。断然人気のドゥラドーレスは直線入り口でややもたつく場面もあり、3着までが精一杯だった。

ピースオブエイト 3戦3勝
(牡3・栗東・奥村豊)
父:スクリーンヒーロー
母:トレジャーステイ
母父:Oasis Dream
馬主シルクレーシング
生産者:ノーザンファーム

【全着順】
1着 ピースオブエイト
2着 ベジャール
3着 ドゥラドーレス
4着 セイウンハーデス
5着 リアド
6着 ホウオウプレミア
7着 テンダンス
8着 コマンドライン
9着 スーサンアッシャー
10着 ディープレイヤー

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