自動車メーカーの多くは慈善活動を支援しているが、日本の自動車メーカー、スバルの子会社で「スバルオブアメリカ(Subaru of America, Inc.)」は、特に動物に対する支援を積極的に行っていることで知られている。
同社の動物支援に対する取り組みは十年以上続いており、2020年から10月に実施される『Subaru Loves Pets』というキャンペーンでは、2年で約6万匹以上の保護動物に永遠の家を見つけることができたという。
2020 Subaru Loves Pets
アメリカのスバル社では、2008年頃から動物支援を本格化させている。
主要なモーターショーに、養子縁組が可能な保護動物たちを参加させて顧客との交流を図る取り組みは、今やスバル社のモーターショーでは恒例行事で大人気のイベントだ。
中でも、2年前から毎年10月に実施されている『Subaru Loves Pets』と呼ばれる月間キャンペーンは、大きな反響を呼んでいるという。
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このキャンペーンでは、スバル社がアメリカ国内にある数百のスバル販売店やパートナー提携している動物保護施設と協力し、犬猫たちに永遠の家を見つけることを支援している。
2021年10月の養子縁組キャンペーンでは、600を超える米スバルのディーラーが対面またはネットを通しての養子縁組イベントを行い、3万6千匹以上の避難所にいる犬猫たちの養子縁組に成功した。
2020年のキャンペーンと合わせると、6万匹以上の保護動物に永遠の家を見つけることができたという。
Subaru Loves Pets 2021: Worcester Animal Rescue League
更に寄付活動も行っており、米スバルのディーラーは、地元の動物保護施設に約164万ドル(約2億円)を寄付した。
キャンペーンではシニア犬や障がい犬などの養子縁組に積極的
「Subaru Loves Pets」キャンペーンでは、シニア犬や先天性障がい、身体的障がい、視覚・聴覚障がいのある犬など、通常では養子縁組が難しい保護犬を積極的に支援している。
米スバル社のマーケティング担当およびシニア・バイス・プレジデントのアラン・ベスケ氏は、このように述べている。
同キャンペーンは、毎回大反響を呼んでいます。スバルの小売業者やパートナー提携している動物避難所、そしてペットに永遠の家を与えてくれた全ての人々が困っている動物たちに愛情を示してくれたことに感謝しています。
なお、米スバル社は「Subaru Loves Pets」キャンペーン以外でも動物支援に取り組んでおり、これまで35万匹近くの犬猫の養子縁組に成功しているということだ。
written by Scarlet / edited by parumo
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