サークル・ブルージュ(ベルギー1部)は29日、ベルギー人GKミゲル・ファン・ダンメが白血病により亡くなったことを発表した。28歳だった。

 ファン・ダンメはサークル・ブルージュの下部組織出身。2014年にトップチーム昇格を果たし、3年目の2015-16シーズンには正GKとなった。しかし、2016年6月に白血病が発覚。治療を受けて一度は完治を発表したものの、2018-19シーズン終了後に白血病を再発し、その後も病気との闘いを続けていた。

 訃報に際し、サークル・ブルージュは次のように哀悼の意を表している。

「私たちの友人でありチームメイトだったファン・ダンメが白血病との長く不平等な闘いを終えたことを、この上ない悲しみとともにお知らせします。以前から物事がうまくいっていないことは分かっていたとはいえ、我々の気持ちを言葉では言い表すことはできません。サークル・ブルージュの約123年の歴史の中で、今日はとても難しい一日です。私たちの思いはまず、彼の妻、娘、両親、妹、そして彼の多くの友人と家族に向けられます」

ミゲル、あなたの忍耐力と、挫折に挫折を重ねながら(何度も)挑戦する強さは、賞賛に値するものでした。あなたは前向きで、忍耐強く、闘志にあふれた人のお手本です。闘うすべての人にインスピレーションを与えてくれる。いつまでも、「16」番(※ファン・ダンメがデビュー当時から着用していた背番号)は私たちの心の中にあります」

サークル・ブルージュがGKファン・ダンメの訃報を伝えた [写真]=Getty Images