最初は姉や妹、彼女の漫画を読んでいただけなのに、気がついたらハマッてしまって……。なんて理由からなのか、最近、少女漫画を読んでいる男性って増えていると思いませんか? 男性から見ると、少女漫画の登場人物ってどんなふうに見えるんでしょう? ということで、少女漫画好きな男性たちに「彼女にしてみたい」と思う少女漫画のキャラクターについて聞いてみました!




■川村幸子(『NANA』/矢沢あい)
「かわいいし、一途だし、一生懸命だし……。あんな子に『縁を切るなんて言わないで』って泣きながら言われたら、そりゃあ抱きしめるでしょう! ピュアそうなところもいい」(28歳/食品)


主人公のひとりである奈々から彼氏を奪っちゃったのが、川村幸子。このほかにも、上目使いで「わざとだよ?」というセリフは一大センセーション(?)を呼び起こしました。ただ、ピュアな子は「わざとだよ?」なんて言わないと思うんですが……。


■幸田実果子(『ご近所物語』/矢沢あい)
「デザイナーという夢を一途に追いかける姿がかわいい。天才肌な部分とか、ちょっと歌手のYUKIを感じさせるところがある」(29歳/広告)


矢沢あい作品に登場する女性キャラは、「一生懸命」「一途さ」を感じることが多いですよね。そこが、人気の理由のひとつなのかも。


■吉田千鶴(『君に届け』/椎名軽穂)
男勝りでまっすぐ千鶴は、一緒にいて楽しそう。でも、好きな男の前では、絶対かわいい。オレの前だけなんだよなぁ、こんなかわいい姿見せるの、と思わせられたい(笑)」(23歳/教育)


主人公・黒沼爽子の親友、千鶴。確かに「男前!」という言葉がぴったりですが、「好きな男の前ではかわいくなっちゃうのかな……」と想像させてしまうところが男心をくすぐるのかも。


■吉岡紗絵子(『失恋ショコラティエ』/水城せとな)
「男を落とすために計算しつくされた行動……。オレも手のひらの上で転がされてみたい!」(28歳/販売)


主人公・小動爽太が何年も片思いを続ける女性・吉岡紗絵子(通称・サエコ)。その行動は小悪魔という言葉がぴったり。かわいい女子に翻弄されたいという思いを持っている男性も多い?


■光部由香子(『この手をはなさない』/小花美穂)
「なにかあればすぐにでも崩れてしまいそうなほどに繊細なのに、強がろうとする姿に胸が締めつけられる。どんなときでも明るい笑顔を振りまく姿もいい。その笑顔をオレがずっと守りたい! ……と思いました」(29歳/販売)


『この手をはなさない』は『こどものおもちゃ』の作者・小花美穂さんの1994年の作品。主人公・恒が小学生のころに想いを寄せていたのが由香子です。暗い現状にもかかわらず、常に笑顔でいようとする姿に、守ってあげたい、幸せにしてあげたい! と思わずにはいられない?


どうでしょう。男性が好む少女漫画の女性キャラ。女性からは賛否両論があるのかも? 彼氏や男友だちに、好きなキャラを聞いてみると、けっこうおもしろいかもしれませんよ。


(ふくだりょうこ+プレスラボ)