ジュピラー・プロ・リーグベルギー1部)のセルクル・ブルージュは29日、ベルギー人GKミゲル・ファン・ダンメが白血病のために28歳の若さで逝去したことをクラブ公式サイトで公表した。

 セルクル・ブルージュの公式サイトに掲載された声明は、以下のとおり。

「私たちの友人であり、チームメイトでもあるミゲル・ファン・ダンメが長い白血病との闘いに敗れたことを、大変悲しい気持ちで報告します」

「以前から治療がうまくいっていないことは分かっていたとはいえ、私たちの気持ちは言葉では言い表せません。セルクル・ブルージュの約123年の歴史の中で、今日は非常に難しい一日です。私たちの思いは、まず妻のキャナさん、娘のカミーユさん、ミゲルのご両親、妹のフランチェスカさん、そして多くの友人や家族に向けられます」

ミゲル、何度も何度も挫折を味わいながらも、それを乗り越えてきたあなたの忍耐力と強さは、賞賛に値するものでした。あなたは前向きで粘り強くて闘志のある人の見本であり、困難に直面するすべての人にインスピレーションを与える存在です。あなたは永遠に私たちの心の中にいます。永遠に私たちの16番(ファン・ダンメが着用した背番号)です」

 セルクル・ブルージュの下部組織出身であるファン・ダンメは、2016-17シーズン開幕前のメディカルチェックで白血病と診断され、闘病生活に入った。2019年と2020年には病気が再発するなど、病魔との厳しい闘いを強いられていた。

 なお、ジュピラー・プロ・リーグは29日、公式サイト上で「私たちの思いは、彼の家族、友人、そしてセルクル・ブルージュの皆と共にあります。あなたのファイティング・スピリットは感動的でした。安らかにお眠りください」と声明を発表している。

セルクル・ブルージュのファン・ダンメが、白血病のために逝去 [写真]=Getty Images