特定非営利活動法人 寝屋川市民たすけあいの会(大阪府寝屋川市、共同代表理事 中務飛鳥、後藤雅子)は、特定非営利活動法人 芽ばえ(理事長 園田 茂香)と協働して、寝屋川市の「小さく産まれてきた赤ちゃん」へかわいい産着と洋服を贈るプロジェクトをさせていただくことになりました。このプロジェクトは令和3年から取り組み始めている「めばえプロジェクト」を今後も継続し、寝屋川市の小さく産まれてきた赤ちゃんへ産着と洋服を贈り続けるための寄付をクラウドファンディングで募るとともに孤立しがちなこどもたちのいる家族に向けて、産着や洋服をきっかけにしたつながりづくりを行い、その活動を広く発信することで、「小さく産まれてきた赤ちゃん」が抱える「小さく産まれてくる」ことに難しいさを作りだしている社会にその課題を広く知っていただくことを目的にしています。

-実施内容-
「めばえプロジェクト」(NPO法人 芽ばえ)では、令和3年1月から12月の一年間で、小さく産まれてきた赤ちゃん用の産着と洋服を製作し・ラッピングをボランティアの手づくりで行い、寝屋川市の73人の赤ちゃんとそのご家族にお渡しすることができました。
寝屋川市に生まれる小さく産まれてきた赤ちゃん=「低・極・超 出生体重児」は一年で約180人。年間約1600人の1割強になります。その赤ちゃんたちの半数弱に、寝屋川市の子育て支援課さんのご協力を得て、手作りのかわいい産着と洋服をお届けしました。

令和4年以降も、できるだけ多くの「小さく産まれてきた寝屋川市の赤ちゃん」に贈るため、また、寝屋川市以外の「小さく産まれてきた」赤ちゃんたちにも産着や洋服がなくて、悲しい思いをされることがないように、広く社会にその必要性を伝えていくため、NPO法人寝屋川市民たすけあいの会はNPO法人芽ばえとともに、「めばえプロジェクト」に取り組みます。


-取組に至った背景-
小さく産まれてこようと大きく産まれてこようと変わらないはず。でも、実は小さく産まれてきた赤ちゃんは、「小さい」ということだけで難しいことを抱えます。その一つが、小さな赤ちゃんむけの産着や服、おむつが少ないことです。小さく産まれてきたこどもさんの中にはすぐに病院から退院できないこどもさんもおられます。

ようやく、病院から退院してお家に帰ることができる。「でも、そのときに着るお洋服がない」、そんなご家族の体験談からこのプロジェクトは動きはじめました。



小さく産まれてきた赤ちゃん=低出生体重児って?

小さく産まれてきた赤ちゃん。聞きなじみがあるのは「未熟児」ということばかもしれませんが、いまは未熟児とは言わず一般には低出生体重児と呼びます。その中でも、
2500g未満のこどもさんを「低出生体重児」。

1500g未満を「極低出生体重児」、

1000g未満を「超低出生体重児」

と制度的には呼ぶのだそうです。

実は、いまでは新しく産まれるこどもさんの約10%強が2500g未満で産まれます。

つまり、10人に1人は、「低出生体重」で産まれてくるのです。



国などの出している報告書によれば

「●低出生体重児は、出生後にも医療的ケアが必要となる場合も多く、また、発育・発達の遅延や障害、成人後も含めた健康に係るリスクが大きいことが指摘されています。そのため保護者は、出生直後、他院後、乳児期、幼児期、学齢期と行ったライフステージごとに、健康や障害、発育・発達、学習など、様々な不安を持ったり、育児上の困難を抱えたりしやすい傾向にあると言われています。」(平成30年度こども・子育て支援推進調査研究事業 小さく産まれた赤ちゃんへの保健指導のあり方に関する調査研究事業」より)

小さく産まれたこどもたちとその家族には、手厚いサポートが必要だと言われています。



手厚いサポートというとつい医療や福祉の制度と思いがちになりますが、実は、もっと日常的なことが必要だったりします。産着や洋服、おむつなどもその一つです。「新生児むき」中には小さい新生児向きと書かれているそれらの商品は、ほとんどが2500g以上の赤ちゃん用です。「赤ちゃんはすぐに大きくなるから」ということなのでしょうが、小さく産まれてきた赤ちゃんにとっては、身体に合わないものを身につけざるを得ません。また、おむつに至っては5Sサイズなどの超低体重児むきの商品は産院や病院むきで、一般にはなかなか手に入れることができません。現状は病院などからまわしてもらっているという声がきかれます。



「めばえプロジェクトの」産着や洋服は、2200g 身長が40cmくらいからの赤ちゃんにきていただけるサイズです。


これは、産婦人科の方や周産期医療センターの病院スタッフの方にも相談して、どのくらいの大きさのものがいいのか、素材はどんなものがいいのかなどお聞きしながら、「想い」を込めて作っています。



実際に作ったこのお洋服は、寝屋川市の子育て支援課さんのご協力を得て、必要とされるご家族に届けていただいています。実はいまの仕組みでは、私たちとしては実際にその服を着てくださったこどもさん(赤ちゃん)と出会うことはありません。「服」を通してのメッセージで、と思ってきた私たちの思いですが、間接的に聞こえてくるお声から、つながりたい方たちがつながることができる仕組みがいるのかな?とも思います。緩やかにつながれる仕組みを今後考えていきたいと思っています。そこも今回の【NPO法人 芽ばえ】×【NPO法人寝屋川市民たすけあいの会】の協働から生み出していきたいと思っています。



寄付を募ります-クラウドファンディング実施-

小さく産まれてきた赤ちゃんへ笑顔とともに、産着と洋服を届ける「めばえプロジェクト」は、これまで、材料もすべてボランティアのもちより、と、いただいた助成金で行ってきました。一着 約2000円の材料費などがかかっています。
寝屋川市に生まれるこどもたちは、年間で約1600人。そのうち約一割が小さく産まれてくるこどもたちです。少しでも多くの赤ちゃんとそのご家族に届けたいと思っています。

寄付は主に材料の購入費と経費に使用させて頂きます。

今回のクラウドファンディングは、寝屋川市民たすけあいの会がこの協働プロジェクトのために実施するものです。



※このクラウドファンディングは、(株)コングラント様の「GIVING100(ギビングハンドレッド) by yogibo」にて行います。クラウドファンディングでは通常9~20%の手数料が発生しますが、GIVING100では、Yogibo様(スポンサー企業)が手数料分を負担することで寄付金額が100%届く仕組みを実現しています。また、寝屋川市民たすけあいの会 も今回のクラウドファンディングについてはみなさまからいただいた寄付全額を「めばえプロジェクト」にあてることにしています。

■ご寄付はこちらから■
クラウドファンディングサイト
「小さくうまれてきた赤ちゃんへ かわいい産着を贈りたい!」
https://congrant.com/project/neyagawa/4374



特定非営利活動法人寝屋川市民たすけあいの会について

当会はいまから43年前の1978年に住民自らが地域のいろいろな困りごとを自分ごととして考えるため、団体とたちあげ、拠点をかまえました。 いまでは地域福祉ということばが一般的にも使われるようになりましたが、当時はボランティアという言葉も地域福祉という言葉も一般的ではありませんでした。 「草の根の民家改修型地域福祉」の草創期からのとりくみです。

現在ではこのような形で取り組みをしているのは日本中で当会だけになりました。2001年にNPO法人格を取得し、地域の中での制度やサービスなどの「すきま」に陥ることに取り組む団体です。

『たすけあいのネットワークづくりをめざします』『市民による福祉のまちづくりをめざします』というミッションを掲げています。



【法人概要】

法人名:特定非営利活動法人寝屋川市民たすけあいの

所在地:大阪府寝屋川市長栄寺町5番1号

代表理事:後藤雅子、中務飛鳥

設立:1978年5月(法人格取得は2001年7月)

URL:http://neyagawatasukeai.org/

事業内容:地域福祉、障害福祉、ボランティア活動推進



【問い合わせ先】

寝屋川市民たすけあいの会 事務局

TEL:072-826-4655

e-mail:nc4@nifty.com

配信元企業:特定非営利活動法人寝屋川市民たすけあいの

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