ラブスペルとは恋の呪文のこと。恋を叶えるフレーズです。

難しい恋の理屈は置いておいて。ひとまず英会話のように「フレーズから恋を学ぼう」というわけですね。心理学を用いて導き出したものなので強力ですよ。

好きな人の前でラブスペルを唱えてみれば、彼の反応がきっと変わるはず。

さあ、恋の魔法をかけてみない?

■恋を叶える魔法のフレーズ

ラブスペルNo.37

「明日は会わないでいいから休んで。ひとりで楽しくやってるから大丈夫だよ」

◇この言葉の効果

働き盛りの男性ほど、恋人に時間を使えていないことに罪悪感を抱いています。

会う時間も取れないままに──貴女の催促するようなメッセージや電話によって──プレッシャーに押し潰されるか、無理してデートの時間を作るも体力的にしんどくなってしまうか。いずれかの道をたどることになりがちです。

特に恋愛適齢期の男性ほど、働き盛りなもの。仕事に追われながら、恋愛も成立させるのは、ちょっと大変なことではあるのですね。自分のために仕事もしたいし、恋人のためにプライベートも大切にしたい。自己実現も大事だし、恋人も大事だ。この二つの欲求に、多くの男性が板挟みにあっているわけです。

だからこそ、この罪悪感を包み込んであげられる女性に弱いのです。

一歩引いて、彼の状況を労ってあげること。

さらに、ひとりで楽しくやってるから、と罪悪感が生まれないように配慮もするわけです。

もちろん彼も大人です。心の半分では、ひとりでも楽しめるすてきな女性なんだなと、ちょっとした憧れと寂しさを感じながらも、心のもう半分では、それが強がりなのだと気づくでしょう。

とはいえ、そう言ってもらえると、ホッとするわけですね。

その配慮に感謝も生まれるでしょう。全てを分かった上で包み込んでくれているのですから。ああ、この子といると、男として自己実現をしながらも、楽しい関係を育めるんだろうな、と。

人生のパートナーにふさわしい女性だと感じさせるのです。

■ラブスペルの使い方

会う約束はあるけれど、彼が忙しさで潰れそうになっているのを察した時に唱えましょう。

仕事が忙しそうで、体力も限界なのに、無理して時間を作ってくれた時なんかに。デート直前でも、唱えるのを躊躇ってはいけません。貴女の直感が囁いた時に唱えましょう。

デートを楽しみたいのはもっともです。約束した以上、その時間はデートするべきです。しかし、そこで貴女の欲求を貫き通すのか、彼の状況を労わるのかで、今後の関係性は変わります

どんな時も自分を押さえつけて、彼の都合を優先させるわけではありません。本当に忙しそうにして、疲れ切っていたら、このラブスペルを唱えてあげる優しさもあるはず、くらいの意味です。

恩着せがましく唱えるのではありません。心から彼のために唱える──ようにみせる──のがポイントです。その無欲さに彼の心もとろけるでしょう。そして本当にひとりでも楽しんでやることですよ。

■彼も気づかないような罪悪感を包んであげる

こう解説することもできます。

彼の心の奥底には「仕事のせいで、貴女を大切にできていない」という罪悪感があります。

その罪悪感を許して、さらに見返りも求めずに、自分の都合を引っ込めること。これを徹底すると、彼の心には、さらなる罪悪感が生まれます。

この罪悪感の連鎖こそが、人間を、コントロールするための重大要素なのです──逃れられなくなるのですね。

ややダークですが、コインの裏のように、こうした側面があることも学んでおきましょう。

(文:浅田さん@令和の魔法使い、イラスト:塚由叡)

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