セリエA第31節が3日に行われ、6位アタランタと2位ナポリの一戦は、アウェイのナポリが3-1で勝利した。

 首位のミランを勝ち点3差で追いかけるナポリは11分、ボックス中央に飛び出してボールを受けようとしたドリース・メルテンスがGKと接触。VARの末にPKとなり、これをロレンツォ・インシーニェが決めて先手を奪うことに成功した。

 その後はホームのアタランタが押し気味に試合を進めたが、ナポリは37分にゴール正面の位置でFKを獲得。するとボックス中央にオフサイドギリギリのタイミングで飛び出したマッテオ・ポリターノにインシーニェから浮き球のパスが送られると、後方からのボールをポリターノが左足で合わせ、ダイレクトでゴール右に流し込んだ。

 2点を追うアタランタハーフタイムにアレクセイミランチュクとジェレミー・ボガを投入。すると58分、右サイドでボールを持ったミランチュクが左足でボックス中央にクロスを送り、これをマルテン・デ・ローンが頭で決めて1点差に詰め寄った。その後も左サイドのボガらを起点にゴールに迫ろうとしたが、カウンターから3失点目を喫してしまう。

 ナポリは81分、カウンターから右サイドでボールを受けた途中出場のイルビング・ロサノがボールを持ち上がり、最後はボックス左に走り込むエリフ・エルマスへセンタリング。これをエルマスが冷静に決めて試合を決定づけた。

 勝利を収めたナポリは3連勝を飾り、翌日に試合を控えるミランと暫定ながら勝ち点で並ぶことに成功した。

 【スコア】
アタランタ 1-3 ナポリ

【得点者】
0-1 14分 ロレンツォ・インシーニェ(ナポリ)/PK
0-2 37分 マッテオ・ポリターノ(ナポリ
1-2 58分 マルテン・デ・ローン(アタランタ
1-3 81分 エリフ・エルマス(ナポリ