かつてトッテナムリバプールプレーしたグレアム・スーネス氏が、エバートンイングランド代表MFデレ・アリの現状を危惧した。イギリスデイリー・メール』が伝えている。

デレ・アリは2015年夏にMKドンズからトッテナムへ加入。マウリシオ・ポチェッティーノ監督の下で主力に定着すると、公式戦通算269試合出場67ゴール61アシストの成績を残した。しかし、近年はパフォーマンスの低下もありクラブでの出場機会は徐々に減少。昨年11月にアントニオ・コンテ監督が就任するとほぼ構想外の扱いを受けたこともあり、今冬の移籍市場最終日にエバートンへの移籍が発表された。

しかし、エバートンでもフランク・ランパード監督の信頼を得るまでには至らず、ここまでプレミアリーグでのスタメン出場は1試合のみ。3日に行われたプレミアリーグ第31節のウェストハム戦では、チームがビハインドの状況にもかかわらず最後まで出場機会は訪れなかった。

かつてはイングランド代表としてもプレーし、期待を受けていたデレ・アリだが、スーネス氏は現状を危惧。ここで失敗すれば後はないと警告し、最後のチャンスだと思い奮起しなければならないと発破をかけた。

「デレ・アリは私にとってミステリーだ。彼がトッテナムに来て初めてチームに入ったとき、私は『彼はトッププレーヤーになる運命にある』と考えていた」

「そこから彼は2、3年良い成績を収めたと思う。ゴールを決め、チームのため一生懸命働いていた。でも、今はそれがすべて消えてしまっている。多くの監督たちが彼を見て、(起用しないと)決心している。私が彼にアドバイスするとしたら、『君は今、最後のチャンスの場にいる』と言うだろう」

エバートンでうまくいかなかった場合、その後どこに行くのだろうか。ビッグクラブでないことは確かだろう。エバートンビッグクラブなのだから、彼は両手でチャンスをつかむべきだ。彼が何をしているかわからず、そして彼にしか答えられないことだが、チャンスをつかめるかつかめないか、2つに1つだ」

「彼はどんな理由でボールから目を離してしまったのだろう。あの年齢で、サッカーへの興味を失ってしまったのだろうか。本当のところはどうなのかわからない」

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