母親になったことを後悔している23人の女性にインタビューすることで、女性が社会に背負わされている重荷を明らかにしたイスラエル発の話題書『母親になって後悔してる』(3月24日発売)。世界中で共感を集めた本書が、日本でも大反響を呼んでいます。

『母親になって後悔してる』書影

「はあ、わかる。わかりみ本線日本海ああああ、どうしたらいいのやこの気持ち」
 https://twitter.com/Riko_Murai/status/1507223030690619393

翻訳者でエッセイストの村井理子さんが本書の写真とともに投稿した短いツイートが、深い共感とともにリツイートされ、またたく間にSNS上で広がりました。

ヨーロッパ各国で活発な議論を巻き起こした『母親になって後悔してる』ですが、日本でも大きな反響を呼びそうです。

著者はイスラエル人の社会学者で、自身は子を持たないと決めているオルナ・ドーナト氏。これまで人前で語られることのなかった「母親になって後悔してる」という感情に、深く切り込みました。

「女性は母親になることで幸せになれる」「女性には生まれつき母性が備わっている」「どんな子育ての苦労もいつか必ず報われる」――。女性が様々な場面で押し付けられてきた社会的期待が、いかに女性の感情と選択を制約してきたか。そして母たちの口をつぐませてきたか。ドーナト氏は「母親になった後悔」という感情を取り上げることで、それらの問題を明らかにすると同時に、女性が本当の意味で多様な生き方を選べる社会にするにはどうすればいいのかを探っています。

本書に共感してくださった柚木麻子さん、田房永子さんから推薦コメントが届きました!

柚木麻子さん(小説家、『BUTTER』『らんたん』)
読み終えた時、真っ先に感じたのは救いだ。すべての女性に本書を手に取ってもらいたいと思う。

田房永子さん(漫画家、『母がしんどい』『ママだって、人間』)
彼女たちの言葉によって、母としての「口をつぐまされている部分」がほぐれていくのを感じた。

これまでタブーとされてきた「母親になった後悔」について、女性の感情に寄り添いながら、冷静かつ説得的に論じた本書。これからますます広がっていきそうです。


【書籍内容紹介】
子どもを愛している。それでも、母ではない人生を想う。世界中で共感を集めた注目の書。
もし時間をまき戻せたら、あなたは再び母になることを選びますか? この質問に「ノー」と答えた23人の女性にインタビューし、女性が母親になることで経験する多様な感情を明らかにする。女性は母親になるべきであり、母親は幸せなものである、という社会常識の中で見過ごされてきた「女性の生きづらさ」に迫った画期的な書。 【著者紹介】オルナ・ドーナト Orna Donath
著者近影(c)Tami Aven

イスラエルの社会学者(博士)、社会活動家。テルアビブ大学で人類学と社会学の修士号、社会学の博士号を取得。2011年、親になる願望を持たないユダヤイスラエル人の男女を研究した初の著書『選択をする:イスラエルで子どもがいないこと』を発表。2冊目となる本書は2016年に刊行されるとヨーロッパを中心に大きな反響を巻き起こし、世界各国で翻訳が進んでいる。学術研究に加えて、イスラエルレイプ危機センターの理事会の議長を務め、12年以上にわたってボランティア活動を行っている。
【訳者】 鹿田昌美(しかた・まさみ)
国際基督教大学卒。小説、ビジネス書、絵本、子育て本など、70冊以上の翻訳を手掛ける。近年の担当書に『世界を知る101の言葉』(Dr.マンディーブ・ライ著、飛鳥新社)、『いまの科学で「絶対にいい!」と断言できる最高の子育てベスト55』(トレーシー・カチロー著、ダイヤモンド社)、『人生を変えるモーニングメソッド』(ハル・エルロッド著、大和書房)などがあるほか、著書に『「自宅だけ」でここまでできる!「子ども英語」超自習法』(飛鳥新社)がある。

書籍データ
【タイトル】母親になって後悔してる
【著者名】オルナ・ドーナ
【発売日】3月24日
【造本】四六版
【本体定価】2,200円(税込)
【ISBN】9784105072711
【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/507271/

配信元企業:株式会社新潮社

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