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 昨日までは他人だったふたりのあいだに、親友や家族、パートナーとしての強い絆が結ばれる…そんな経緯を見守る機会に恵まれるのは、きっと感動的なことに違いない。

 2匹の保護猫たちの間に生まれた、切っても切れない絆に気づいた飼い主さんは、あるとき大きな決断をするのだった。

18-Pound Cat Decides To Be Dad To Teeny Kitten | The Dodo Foster Diaries

 アメリカのロサンゼルスを拠点に、非営利で動物たちのお互活動をしているBoomer's Buddies Rescueの創設者、ジェシカ・デイヴィスさんのお宅には、FIVほか重度の病気を抱えて保護されてきたアーノルドという6歳の猫がいた。

 9か月間、献身的にアーノルド氏の面倒を見てきたジェシカさんは、新たにドーラちゃんという子猫を預かることになったんだ。だがアーノルドは最初、ドーラちゃんにどう接していいかわからなかった模様。

 体重8キロほどもあるアーノルドが、500gにも満たない小さな子猫から逃げて隠れようとする姿が、何度もビデオにとらえられていた。

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 だが一度ドーラちゃんの存在に慣れたアーノルドは、父性(もしくは兄性?)のスイッチがどこかのタイミングでオンになったらしい。それからはひたすら一緒にいて、お互いをグルーミングし合う仲に。

 生まれつき目の悪かったドーラちゃんが目の手術を受けたとき、アーノルドは「この子は俺が守らなきゃ!」と心に決めたみたいだった。ふたりの間の絆は、日々固く強く結ばれていった。

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 そしてとうとう、ジェシカさんは決断した。このふたりを引き離すことなんてできない!と。そこで2匹一緒に引き取ってくれる里親探しに乗り出したのだが、なかなか希望者は現れなかった。

 ほとんどあきらめかけたとき、Houdaさんという女性から、ふたりを引き取りたいというオファーがジェシカさんのもとに届いたんだ。

「大好きよ、アーノルド! これからもずっとあなたたちは一緒にいられるのよ」と、悲しみをこらえてふたりを送り出すジェシカさん。

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 これまでにもたくさんの保護動物たちを里親のもとに送り出してきたジェシカさんだが、今回ほど別れに涙したことはなかったという。

 そして現在、Houdaさんのもとで幸せに暮らすふたりは、専用のInstagramアカウントを作ってもらったんだよ!

 新しいおうちで、ふたりの間の絆はより強まっているようだ。

 ふたりのハッピーライフを見守っていきたいと思ったお友だちは、ぜひ彼らのInstagramに遊びに行ってみてね!

written by ruichan

※この記事はカラパイアの姉妹サイト「マランダー」に掲載されたものです。面白い動物情報を集めたマランダーの方にも是非訪れてみてください。

 
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