リバプールオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクが、現在のチームへの自信を示した。クラブ公式サイトがコメントを伝えている。

5日にチャンピオンズリーグ準々決勝のベンフィカ戦が控えるリバプール。すでにEFLカップ(カラバオカップ)を制し、タイトルを一つ獲得した中、プレミアリーグでは首位マンチェスター・シティと1ポイント差の2位、FAカップでも準決勝に進出しており、英国のクラブ史上初の4冠達成が期待されている。

ベンフィカ戦の前日記者会見に出席したファン・ダイクは、すべてのタイトルに挑戦できる状況に喜び。また、プレミアリーグでは20失点というリーグ2位の堅守を誇る守備に言及し、満足感を示した。

「(現在の状況は)間違いなく好ましい。監督も話したかもしれないが、シーズンが開幕した時、今この時期にまだすべての大会に残っていると言われたら、そして昨シーズンと違いフルメンバーが揃っていたとしたら、優勝は簡単だ。僕は今を楽しんでいる。サッカー選手なら当然試合に出たいが、体力的な負担も大きい。それでも、僕はただひたすらそれをこなして、すべての瞬間を楽しんでいる」

「1月のインターナショナルマッチウィークの前まで、守備について注目されないことは少し気にしていた。インタビューでも言ったと思うけど、(昨季の)長期離脱から復帰したときは、以前と同じものを期待するのが当然だという雰囲気を感じていた。実際はそうではなく、とても難しいことなんだけどね」

「今、僕らは皆が自分の役割を果たしており、チームに参加している。4バックとGKはその時々で変わっているしね。EFLカップ決勝ではカップ戦のヒーローであるクィービーン(・ケレハー)がGKに入り、ほかにもコスタス(・ツィミカス)が左サイドバックに入ったり、イブー(イブラヒマ・コナテ)が入ったり、今はジョー(・ゴメス)が入ってきたりしている。全員が、ディフェンスユニットとしての成功に関与しているんだ」

「あまりクローズアップされないが、ここ数シーズンは常に高いラインでプレーすることを心がけている。今季も昨季も副審がなかなか旗を上げないルールになったから、僕たちがミスをしているように見えるかもしれない。あのルールは何よりもまず、プレーの邪魔にならないようにする必要があると思うけどね。ハイラインについては個人的にあまり話さないが、ピッチ上では絶対にコミュニケーションをとる必要があり、それは常に心がけている」

また、ファン・ダイクオランダ代表がカタールワールドカップ(W杯)のグループステージで、チームメイトのサディオ・マネが所属するセネガル代表と対戦することに言及。セネガルに対して敬意を表しつつ、勝利のため準備したいと意気込んだ。

「(セネガルが)アフリカ予選を突破した後、彼(マネ)に電話して『よくやったね』と声をかけたんだ。『同じグループに入るかもね』と冗談を言っていたら、その通りになった。彼らはアフリカチャンピオンであり、素晴らしい選手たちが揃っている。開幕戦は11時…誰が11時キックオフなんてことにしたのか知らないが、難しい試合になるだろう。セネガルと彼らが成し遂げたことに敬意を表するが、僕たちも同様に準備しなければならない」

サムネイル画像