リバプールのレジェンドであるジェイミー・キャラガー氏が、アーセナルは4位に入る必要があると語った。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。

昨シーズンのプレミアリーグを8位で終え、昨夏にはイングランド代表GKアーロン・ラムズデール、イングランド代表DFベン・ホワイト、日本代表DF冨安健洋らを獲得する大型補強を敢行して今シーズンに臨んだアーセナル。開幕3連敗を喫するなど序盤こそ躓いたものの、29試合を消化した現時点で1試合消化試合の多い4位トッテナムと勝ち点で並ぶ5位につけている。

シーズン当初から目標としていたトップ4達成に向けてやや有利となっているものの、4日に行われたプレミアリーグ第31節のクリスタル・パレス戦では0-3の完敗。加えて、まだチェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、ウェストハム、トッテナムらライバルとの対戦が数多く残っており、終盤に向けて気の抜けない状況が続いている。

『スカイ・スポーツ』に出演したキャラガー氏は、アーセナルにとって今シーズンは欧州カップ戦のないアドバンテージがあった以上、トップ4で終えることは最低目標であると主張。また、夏には若手ではなくトップクラスの選手を獲得する必要があると語った。

「シーズン終了までの試合は、(ミケル・)アルテタとアーセナルにとって非常に重要だろう。アーセナルが今この位置にいられる理由は、おそらく欧州カップ戦がないからだ。そして来季はたとえチャンピオンズリーグ(CL)出場はできなくても、ヨーロッパリーグ(EL)には出場するだろう。ただそれは、今度はトップ4に向けた障害となるかもしれない」

「だからアーセナルにとって今季のこのチャンスは、必ずものにしなければならない。アーセナルは4位になる必要があるんだ」

「アーセナルが次に獲得する2、3選手は、リバプールで言うところのアリソン(・ベッカー)やヴィルヒル・ファン・ダイクでなければならない。それがアーセナルの次の課題になるだろう。アーセナルには、本当にチームをレベルアップさせられるセンターフォワードが必要だ。そしてたぶん、中盤の選手も必要だろう」

「だからこそ、CL出場は必須なんだ。アーセナルは本当に良いチームであり、監督もしっかりしている。若い選手も多いが、それだけでは決して十分ではない。彼らは、自分たちを高めてくれるような2人程度のスーパースターと契約する必要がある」

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