最初見たときは、目を疑いました。

4日の広州行きが”復帰初便”に

2022年2月21日より営業運航へ投入されていた、尾翼のロゴマーク「鶴丸」が金色に塗られたJAL日本航空)機、ボーイング787-8「JA835J」が通常塗装に戻りました。4月6日(水)の朝9時前、通常塗装機としての復帰便であるJL87便(羽田→広州)が、赤い「鶴丸」をまとい羽田空港を出発しています。

この「JA835J」が「金の鶴丸」をまとった理由についてJALは、北京で開催されたオリンピックパラリンピック大会に出場する選手へむけ、同社のスタッフが自発的に感謝の気持ちを示したものとしています。投入初日の21日には、北京五輪出場選手らの帰国便を担当。その後は、比較的短い距離の国際線などへ投入されました。

特別塗装機としてのラストフライトは、4月1日のJL720便(ジャカルタ→成田)。その後同機は2日に羽田へ回送運航され、ここで通常塗装へと戻されたと見られます。特別塗装をまとった期間は、40日程度でした。

なお、JALで「金の鶴丸」をまとった機体は、この「JA835J」が2機目です。初めて「金の鶴丸」をまとったJAL機は、東京五輪開催にあわせた特別塗装機「みんなのJAL2020ジェット」3号機(エアバスA350-900の「JA06XJ」が担当)で、2021年7月から12月まで運航。ちなみに、初代は胴体にも特別塗装が施されたのに対し、2代目の「JA835J」は「鶴丸」のカラーのみが変更。その分「金の鶴丸」が、一層目を引く特別塗装だったといえるでしょう。

羽田空港を出発するJALのボーイング787-8「JA835J」(2022年4月6日、乗りものニュース編集部撮影)。